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◆冤罪香芝強制わいせつ事件

冤罪香芝強制わいせつ事件

事件の概要


中南さん.png

 2006年12月12日夜、奈良県香芝市内の路上で、帰宅途中の女子高生が、道を聞いてきた男性にその後待ち伏せをされ、わいせつ行為を受けました。犯人として、軽度の知的障害のある中南(なかみなみ)源太さん(当時25歳)が逮捕され、警察から強要されて「自白」しました。しかし、アリバイを思い出し、「自白」を撤回、否認しましたが、強制わいせつ罪で起訴されました。中南さんには前科がありますが、刑に服し、家族と立ち直ろうとしていた矢先のことでした。
 この事件では、目撃者や物的な証拠がないため、被害者の供述の信用性が争点になりました。被害者は、警察での「面割り」では何枚もの写真の中にある中南さんを選び、法廷では犯人に間違いないと証言。奈良地裁は2008年3月31日、被害者の証言は信用できるとして、懲役2年6月の判決を言い渡しました。

犯人像と異なる

 しかし、被害者が語る犯人像と中南さんとは大きく異なっています(下表)。とくに身長については、被害者は対面した犯人の身長を「180センチくらい」と供述、一方、中南さんは168センチ。有罪判決は、154センチの被害者から見れば「見上げるほど長身という点では異ならない」としています。しかし、当時被害者は182センチの男性と交際しており、事件直前までその男性と一緒にいました。その被害者が、10センチ以上低い身長を「180センチ」と間違えるでしょうか。

画像の説明

「自白」が無実示す

 中南さんの話によれば、「自白」と女性の供述も大きく食い違います。①「自白」では、犯行の際に携帯電話をしていたとなっていますが、通話記録はありません。②被害者は高校の制服を着ていましたが、「自白」では「年齢20歳位)。③被害者は「犯人は走って逃げた」旨述べていますが、「自白」では「単に逃げた」となっています。
 なお中南さんは、「自白」を撤回した後は、 犯行時間には家で母親とテレビを見ていたと主張し、母親も同様の証言をしています。

再審を求めて

 しかし、奈良地裁では不当な懲役2年6ヶ月の有罪判決でした。また大阪高裁、最高裁でも有罪判決で確定しました。
 中南さんは、服役を終えて、誤った裁判を正したいと再審を準備中です。



<激励先> 中南さんを守る会
       〒630-8325 奈良市西木辻町200 白鳥ビル2F 国民救援会奈良県本部内

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