えん罪事件の真相を広め、裁判支援、在獄者の処遇改善運動をすすめています

◆山陽本線痴漢冤罪事件

岡山・山陽本線痴漢冤罪事件  

2013/11/17更新

事件の概要

 JR西日本に勤務していた山本真也さん(44)が、06年11月2日、JRの朝の通勤列車内で「痴漢」をしたとして県迷惑防止条例で逮捕され、その後06年9月の「事件」とあわせて起訴されました。

再現実験

 逮捕された11月の事件は、満員列車で、正面に密着して向かい合った女性(21)に対し、ジーンズの上から股間に右掌(てのひら)を入れて陰部を触ったとされるものです。
 被害者は痴漢をされているときに、「下を向いて、手とその人の顔をちょっと見て確認をして」、山本さんの服の袖をつかんだと証言しています。しかし、弁護団の再現実験によれば、列車内の混雑状況から、周囲の乗客の顔や肩までは見えるが、誰が触っているのかはわからないことが明らかになりました。
 また、痴漢の手が下の方向に逃げた旨、被害者は被害届を出していますが、山本さんと被害者の身長差(19センチ)では、極めて不自然な姿勢になり、犯行は困難です。

警察の「監視」

 警察官の証言によれば、警察は逮捕の約5カ月前、女子高校生の痴漢「目撃」情報をきっかけに、約4カ月間、山本さんと同じ電車に乗り、監視したことになっています。その監視結果は36回の「行動確認メモ」にまとめられています。しかし、監視していたとされる日の中には、健康診断やソフトボール大会などで山本さんが乗車していないことが証拠上明らかな日が何日もあったり、約半数の日で服装やメガネが明らかに違うなど、極めてずさんです。「メモ」に信用性はありません。

人違いの可能性

 もう1件は、逮捕の約40日前の事件です。発端は、山本さんの行動を監視していたとする警察官が、列車内で不快な表情をしていた女性(38)に降車後、声をかけたところ、女性は「臀(でん)部にあたたかいものを感じ、振り返ったら近くに背中合わせの男性の掌があり、男性の後ろ頭を見た」というものです。女性は、被害届を出すことを辞退していましたが、山本さんの逮捕後、警察官の説得を受け43日後に写真で面割り、52日後に被害届を出しています。このように、相当の日数後に「後ろ頭」の人物を特定したに過ぎず、そもそも痴漢なのか、何かが当たっただけなのかもはっきりしません。
 この件も、山本さんと被害者の身長差(25センチ)では、仮に被害者の臀部を触るためには極めて不自然な姿勢をとらざるを得えません。弁護団の検証によれば、隣の男性など第三者の犯行を被害者が誤認する可能性が高いことも明らかになりました。
 両事件とも、繊維片付着の有無など基本的な科学捜査が行われておらず、重要証拠は被害者証言しかありません。証拠は極めて脆弱で、客観的事実と符合せず、事件が実際にあったかどうかも疑問であり、仮に被害があった場合も人違いをしている可能性が極めて高いものです

一貫して無実を主張

● 山本さんは一貫して無実を主張しましたが、一審で懲役6月・執行猶予3年の不当判決が出され、最高裁で確定しました。現在、再審を検討中。

守る会の連絡先/署名等  

 激励先 〒700―0054 岡山市下伊福西町1―53 岡山民主会館内
 国民救援会岡山県本部気付

powered by Quick Homepage Maker 4.16
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional