えん罪事件の真相を広め、裁判支援、在獄者の処遇改善運動をすすめています

えん罪再審事件の最近の動き(7月9日現在)

袴田事件

村山浩昭裁判長が検察に証拠開示を勧告!

 7月5日、静岡地裁(村山浩昭裁判長)は、弁護団が開示を請求して検察が拒否していた130通の証拠について、静岡地検に対して開示するように勧告したことを弁護団に明らかにしました。
弁護団によると、勧告の対象になったものは、袴田さんの否認調書に登場する消防団員や味噌製造会社の従業員ら関係者20人の供述調書や捜査報告書130通が含まれているとのことです。裁判所は、これらの証拠を7月26日の事実調べまで拠を開示するように勧告しました。
 弁護団は、未開示の関係者の供述証拠から袴田さんの事件当日の行動を明らかにして、アリバイをはじめ自白の信用性を覆すことができる可能性もあるとして期待を寄せています。

7月26日の事実調べにぜひご参加を!

 証拠開示と再審開始を求める署名を静岡県本部に集中しよう。

 次回7月26日(金)の事実調べとその後の3者協議で袴田事件は重要な節目を迎えます。検察にすべての証拠の開示を求めて、要請行動や街頭宣伝を行います。ぜひ、多くの都道府県本部からのご参加をお願いします。
 この日の事実調べは、前回のニュースでも紹介しましたように弁護側が「5点の衣類」に関する新証拠として提出している「澤渡鑑定意見書」について、澤渡千枝静岡大学教授(繊維など研究)の証人尋問を行います。
 全国のみなさん、7月26日にむけて署名を静岡県本部に集中してください。 

 7月26日の当日の行動予定

  9時50分  静岡地裁前集合
 10時     静岡地裁へ要請
 11時     静岡地検へ要請
 *その後、昼食休憩へ
 13時     静岡地裁前に集合して、弁護団激励行動
 *弁護団激励行動後に静岡市内で約1時間の宣伝行動
 17時     静岡弁護士会館に集合   弁護団の報告・記者会見(ただし開始時間は未定)

袴田事件の全国支援集会を11月中旬に開催予定

 7月6日(土)、袴田事件を支援する団体の関係者が静岡市内で会議を開き、今秋11月の中旬に静岡市内で全国集会を開くことを確認しました。詳細は追って連絡します。

日野町事件

裁判所がさらに証拠開示を検察に勧告!

 日野町事件弁護団は、昨年秋に、確定有罪判決に大きな影響を与えたとされる阪原弘さんが盗んだ金庫を投げ捨てたとされる石原山への現場引きあたり調書に添付された写真が復路を往路にすり替えたことが明らかになった後、弁護団は①ホームラン酒店の施錠に関する写真はじめ、②殺害現場・遺棄現場・金庫など全ての写真を開示する必要があると「証拠開示」を検察、裁判所に強く求めています。これに対して、検察側が「提出する必要なし」と回答してきました。
 7月2日の三者協議において、弁護団が写真開示をあらためて求めたところ、裁判所は①について、7月18日までに提出をするように勧告しました。②については、7月末までに検察側が裁判所に渡すことになったので、弁護団は複写することとすることになりました。
 また、弁護団は、阪原さんが実際に逮捕された1年以上前に逮捕状が出されていたのにも関わらず、なぜ逮捕状が執行されなかったのかにについて弁護団の意見書と証拠開示請求をこの日の三者協議で提出しました。この点については、裁判所は8月2日までに対応するとなりました。裁判所は当初、近いうちに決定を出す予定であったが、引きあたり調書に添付された写真のすり替え問題が明らかになってから未開示証拠の開示についても興味を示してきた感じがうかがえます。
 弁護団と支援団体では、8月1日~2日夏季合宿を行い、今日の到達点を明確にさせ引き続く証拠開示、証拠調べ請求をするのかなど検討することにしています。
 日野町事件も弁護団の奮闘と全国からの支援で裁判所が事実調べに積極的になってきました。引き続き、全国からのご支援をお願します。(滋賀県本部・稲森)

大崎事件

首都圏の支援する会が第9回総会を開催!

首都圏9回.gif

 7月6日(土)、東京・平和と労働センターで大崎事件首都圏の会が第9回総会を開催しました。当日は、会員を中心に45名が参加しました。
 総会では、鴨志田祐美弁護団事務局長が第2次再審請求の状況について詳しく報告しました。その中で、鴨志田弁護士は、あまりにも鹿児島地裁の再審棄却決定が訴訟指揮や決定内容に問題が多く、即時抗告審ではその点について弁護団も鋭く問題点を指摘した。この点について、高裁の裁判官も関心を寄せているように見える。それが原口さん本人意見陳述が早期に実現した要因で、高裁は証拠開示にも一定の関心を示しています。いま、全国からの支援が求められていると強調しました。
 総会では、証拠開示と再審開始を求める決議を採択して、決議を執行するために7月11日の原口さんの意見陳述に代表を送ることが確認されました。

大崎事件の7月11日の行動日程

 13時00分   福岡高裁宮崎支部前集合
 13時15分   激励集会(原口アヤ子さんと弁護団の送り出し)
 14時~15時  本人意見陳述(支援者は弁護士会で学習会)
 4時半~5時半  弁護士会館で報告集会
 18時半~    夕食懇親会(弁護団、支援者との交流会)

今後の主な事件の日程

 7月11日(木)  大崎事件・原口アヤ子さん本人質問(13時~福岡高裁宮崎支部)
 7月15日(月)  三鷹事件現地調査午後4時  三鷹市禅林寺山門集合(三鷹駅南口小田急バス「八幡神社前」下車徒歩3分)
 7月16日(火)  全国冤罪弁護団交流集会(13時~17時  日弁連クレオ)
 7月24日(水)  第206次最高裁統一要請行動(10時=労働・民事、11時=刑事・国賠)
 7月25日(木)  痴漢冤罪埼京線事件第6回公判(東京地裁15:30~)
 7月28日(日)  えん罪豊川幼児殺人事件田邊さん守る会第3回総会
(豊川市小坂井町生涯学習会館  午後1時開場)
 7月26日(金)  袴田事件事実調べ(静岡地裁)
 7月28日(日)  再審・えん罪事件全国連絡会・運営委員会予定(13時~15時 平和と労働センター)
 7月31日(水)  「可視化して防げ  罪なき人の罪」
主催・日弁連  日弁連クレオ18時半~
 9月11日(水)  「作られた自白で有罪」時代との決別(18時半~弁護士会館301会議室)

◎次回の第206次最高裁統一要請行動は、7月24日(水)に行います。
  8時15分から  最高裁西門で宣伝行動
 10時        民事、労働事件の要請
 11時        刑事事件の要請

◎次々回の第207次の最高裁要請行動は、9月20日(金)に予定しています。
 予定というのは、最高裁が判決、決定等期日の関係で1か月前にならないと正式に受理できないと述べていることからです。ご理解をお願いします。

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