えん罪事件の真相を広め、裁判支援、在獄者の処遇改善運動をすすめています

中央事件対策ニュース No.23

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あと1カ月!名張、袴田事件の年内5万名署名達成のためにすべての会員団体に呼びかけて、急ぎ集中を年末のとりくみの中でも広げよう!

画像の説明

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 名張毒ぶどう酒事件は、最高裁に特別抗告をして半年以上が経ちました。弁護団は、名古屋高裁の不当な異議審決定の誤りを科学的に論証するために、年内にも毒物問題に関する新鑑定を最高裁に提出する準備をすすめています。
 袴田事件は、第2次再審請求審が重要な局面を迎えています。事実調べとしては、11月2日(弁護側鑑定人)、19日(検察側鑑定人)の両日にDNA型鑑定の証人調べ(各主尋問)がおこなわれ、年末・年始にかけての各反対尋問(12月26日、来年1月28日)を経て、早ければ来春にも決定が予想されます。
 また、奥西勝さんは、決定直後に体調が急変し、現在八王子医療刑務所に移送され収監されています。病状は重篤な状況が続き油断を許せません。奥西さんを生きて取り戻すためにも、今度の最高裁でのたたかいは文字通り時間とのたたかいでもあります。これまで以上に、名張毒ぶどう酒事件の真実をより多くの人々に伝え、奥西さんの再審無罪を勝ち取ることが緊急に求められています。名張事件の奥西勝さん、袴田事件の袴田巌さんの一刻も早い救出が求められています。
そのためにも、諸団体への年末募金の要請や会員への会費請求とあわせて両事件の署名をお願いし、すべての県本部が会員数を上回る署名を達成しましょう。

現在の到達点(11月30日現在)

 名張事件= 26,488筆  長野、愛知、三重、奈良、大阪府本部が会員数を突破!
 袴田事件= 15,574筆  静岡、京都、岡山県本部が会員数を突破!
 *まだ、署名集約で遅れているところがあります。すべての県本部で署名を集約して、全国の力で再審開始を勝ち取りましょう。

両事件の署名用紙はこちら→file名張事件 file袴田事件


秋の全国いっせい宣伝とあわせて、各地で署名を訴える。

奥西さん救えの声、冬空に響く

大須観音定例宣伝行動〈愛知〉

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11月28日に通算184回目となる、大須観音定例宣伝行動が14名の参加でおこなわれました。
「奥西さんは八王子医療刑務所で治療を受けながらも『やっていないのだからがんばる』とはっきりと意志を面会人に伝えました」「最高裁判所に届ける署名にご協力をお願い致します」などハンドマイクで訴えました。「えぇ!まだやっているの?」「奥西さんの様態は良い?」などの声があり、若い人を中心に署名が61筆寄せられました。
 

府内6駅頭で各支部が街頭宣伝とりくむ〈大阪〉

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大阪府本部では、府内6駅頭で周辺のブロック各支部が協力して、無実の人を救う!秋の全国いっせい宣伝をとりくみました。
各支部でも工夫をして宣伝を行いました。岸和田支部では、絵手紙と「えん罪をなくそう」などのプラカード6枚を作って、通行人に目立つように宣伝を行いました。各駅頭での市民の反応が大変よく、ビラの受け取りも多く参加した会員が行動に確信をもつと同時に「元気が出た」との声も寄せられました。市民からは、地元・東住吉冤罪事件について「あの事件の裁判はどうなったの。心配だわ」、ビラに掲載された桜井さんや菅家さんの顔写真を見て、「この人は知っている。みなさんが頑張って支援しているから無罪になったんですね」と、声をかけられました。

 

福井女子中学生殺人事件  再審開始1周年集会に90人が参加

検察の異議申立を直ちに棄却して、再審確定を求める!

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 11月25日、福井女子中学生殺人事件の再審開始決定から1周年を記念して、福井市内で、「なくせ冤罪!ひらけ再審11・25市民集会」を開催し、地元福井県をはじめ富山、石川、愛知県から90名が参加しました。
 集会では、吉村悟弁護団事務局長から弁護団報告がされました。吉村弁護士は、事件の経過、再審開始決定のポイントについて、パワーポイントを使ってわかりやすく説明しました。また、異議審の審理状況について、検察が3月、9月、10月に補充書を裁判所に提出をしたが、内容は従来の主張を繰り返すのみで、検察の異議申立ては破たんしていると批判しました。
 これに対して、弁護団は5月、7月に検察への反論書を提出し、12月にも反論書の準備をすすめていることを明らかにし、弁護団としてはこれで結審し、理由のない検察の異議申立を直ちに棄却するように名古屋高裁に求めていくことが報告されました。いよいよ異議審のたたかいも重要な局面を迎えます。
 集会では、前川さん親子も元気に挨拶し、なお一層の支援を訴えました。
 前川彰司さんは、「この事件は、なにからなにまでがウソ、またウソで固められた事件です。私を有罪にした警察、検察、裁判所を許せない。とくに逆転有罪とした裁判官は許すことができない。正義が我々にあります。ご支援をよろしくお願いします。」
 父親の禮三さんは、「親子でこうして皆様の前に立つことができてうれしい。私たちの背中をもう少し押してくださり、一日も早く再審開始、無罪判決がいただけますように引き続きご支援お願いします」と、訴えました。
 集会では、再審開始を求める署名が1万名を突破したことが報告され、当面の目標である3万名署名達成への協力が呼びかけられました。次回の名古屋高裁への要請行動は13年1月18日
(金)13時30分から行います。

滋賀 日野町事件

証拠開示で確定判決に重大な疑問が明らかに

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11月25日、日野町事件の全国現地調査が行われ、65人が参加しました。今回の現地調査で弁護団は、10月に行われた3者協議で検察から阪原さんが盗んだ手提げ金庫を投げ捨てたとされる山中の現場の引当の際の検証写真のネガが開示され、その証拠に添付された写真が検察の主張と矛盾することが明らかになったと伊賀興一弁護団長から報告されました。
 この証拠は、捜査段階で阪原さんの「自白」の信用性を支える重要な証拠で、有罪確定判決の根拠ともされています。引き当たり見分調書に添付された写真は19枚あり、そこには奪われた金庫が発見された山中で、阪原さんが検察官から現場引き当てを案内する様子が写っています。しかし、今回開示された写真のネガを確認すると、現場へ向かう様子としながら、山中から帰る際に撮影された写真8枚が使用されたことがわかったということです。
つまり、引当たりの見分調書の貼付写真は、阪原さんが自分から案内したと印象づけるために帰路と往路の写真が入れ替えられていたことを示します。これは確定判決にも重大な影響を与えるものです。3者協議では、年内に事実調べを終結して、来年3月にも決定が予定されていましたが、新たな事実が判明したこともあり、来年3月までの決定を延期することが合意されたことも報告されました。引き続き、証拠の開示と徹底した事実調べを行わせるため運動を強めましょう。

日野町事件に続き、大崎事件でも徹底した事実調べを勝ち取ろう!

証拠開示と証人調べを求める緊急要請ハガキを裁判所に集中を

 
 「中央事件対策ニュース21号」でも、お知らせしたように10月に行われた第8回3者協議が鹿児島地裁で行われ、弁護団によると鹿児島地検が作成した未提出記録のリストについて、中牟田博章裁判長は、「今のところ職権で提出を促すつもりはない」と述べるとともに、弁護団が新証拠として提出した意見書を作成した心理学者や法医学者など、4人の証人調べについても、否定的な意見を述べたことが報告されました。
 大崎事件は、第1次再審請求審(鹿児島地裁)で一度は再審開始決定が出された事件です。これだけ確定判決に重大な疑問のある事件で、いまだに検察が重要な証拠を隠し、裁判所もそれを許すことは絶対に許されません。また、新証拠にかかわる重要な証人の証人調べを行わないことはとても公正な審理とは言えません。
 来春にむけて、各事件が大きな山場を迎えようとしているなかで、この間の再審無罪、再審開始に動きを打ちとめようとする鹿児島地裁の不当な訴訟指揮に抗議して、鹿児島地裁に対して、全ての証拠の開示と徹底した事実調べを求める緊急要請ハガキを集中しましょう。


今後の主な事件日程

今後の予定

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