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名古屋高裁が再現実験の意向 さらなる引き伸ばし許すな

三重・名張毒ぶどう酒事件

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名古屋高裁が再現実験の意向

弁護団は不当と批判

 奥西勝さんの再審をめぐって、名古屋高裁(下山保男裁判長)で差戻し審がおこなわれている名張事件で、裁判所、弁護団、検察による3者協議が11月17日おこなわれました。
名古屋高裁は、奥西さんが犯行に使ったとされた農薬「ニッカリンT」の再製造をおこない、成分分析鑑定をおこなう意向を示しました。弁護団は、「鑑定の条件が明確でない」と裁判所の意向を厳しく批判しています。(救援新聞2010年12/5号より)

裁判所を批判.gif

 3者協議後の弁護団の記者会見によれば、ニッカリンTの再製造について裁判所は、大学や研究機関から化学薬品メーカーにニッカリンTの再製造を依頼させ、その成分を分析する方向を示しました。さらに裁判所は、ぶどう酒も再製造し、事件当時と同じ実験方法であるペーパークロマトグラフ試験をおこなう意向も出しました。
 これに対し弁護団は、ニッカリンTの成分分析には合意しましたが、ペーパークロマトグラフ試験については、当時とどう条件で試験をおこなうことは無理で、さらに長期の時間を必要とするものであり、効率よく分析をおこなうように指示した最高裁の決定にも反すると批判しました。
 国民救援会は、一日も早く再審を開き、奥西さんをただちに釈放するよう求め、裁判所へのブロック要請、署名運動に取り組んでいます。急速に世論を広げましょう。

世論で再審と釈放を   事件から50年...奥西さん85歳に

奥西勝さんの特別面会人・稲生昌三さんの話

 奥西さんは、来年86歳を迎える老齢の身。自身もここで再審に道を開きたいと訴えています。
 検察は自らの主張が破綻するなかで、あらたにニッカリンTやぶどう酒の再製造、再現実験を主張するなど、いたずらに審理の引き伸ばしを図っています。今回の裁判所の意向は、こうした検察の思惑に乗ったもので、私たちは厳しく批判しています。
 裁判所は、最小限のニッカリンT成分分析のみをおこなって、検察の主張が崩れれば、ただちに再審を開始し、奥西さんを釈放するべきです。

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