えん罪事件の真相を広め、裁判支援、在獄者の処遇改善運動をすすめています

名張・布川推進通信2010-06-18

名張・布川事件推進通信       6月18日号   

国民救援会の推進ニュースより

【布川事件】

再審第1回公判が7月9日(金)午後1時30分から


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 昨年12月14日、最高裁で、検察側の特別抗告を棄却、再審開始が決定していた布川事件。6月11日(金)、茨城・水戸地裁土浦支部で第2回三者協議が行われ、再審公判の予定が決められました。
 第1回公判は、7月9日(金)午後1時30分からです。当日は、午前10時からJR土浦駅で宣伝行動を行い、駅から、裁判所まで「人権ウォーク」し、第1回公判後に、報告集会を行う予定です。

当日のスケジュール予定

◆関東圏をはじめ、近県の方は、ぜひ参加しましょう。
 10時 土浦駅西口で宣伝
 11時 裁判所に向け、人権ウォーク出発
 11時30分 裁判所到着
 12時ころ 傍聴券抽選結果発表
   結果発表後、参加者に出口でチラシを配布
 13時10分 弁護団・当事者・守る会代表世話人は、裁判所入口から50m地点に集合
 13時15分 裁判所に向け、出発 参加者は、裁判所入口で激励
 13時30分 公判開始
   公判中に、傍聴しない人などで、9月10日(金)~11日(土)に行う、第20回現地調査実行
   委員会を開催。 また、15時から地域でビラ配布を予定。(各自夕食)
 17時 裁判所入口で、弁護団・当事者・代表世話人を出迎え
 17時30分 記者会見・報告集会(裁判所近くの「亀城プラザ」で) →19時終了
 19時30分 懇親会(ヤマト 40人ほど 会費4000円)→21時30分終了

3者協議の内容(報道による)

 報道によると、これまで証拠を隠したり、変造したりしてきた検察は、「できるものがあるから(DNA鑑定を)やってみたい」と被害者の口に押し込まれていたパンツ2点とワイシャツとタオルの計4点について、DNA鑑定を求めました。
 これに対して、弁護団は、保管のずさんさや捜査段階での2人のつばなどの付着により証拠が「汚染」されている可能性があること、鑑定が遅すぎること、どこを鑑定するか不明出あることなどを理由に鑑定に反対しました。
 弁護団はさらに、検察が2月4日~3月16日にかけ、証拠が保管されている水戸地裁土浦支部から、鑑定を求める4点を含む証拠品を一時借りていたことを指摘し、「貸し出し中に、他の証拠についていた毛髪やあかなどが、鑑定を求める4点に付着していない保証はない」と指摘しました。検察は証拠を返却の3日後、DNA鑑定の意向を明らかにしたというのです。
 裁判所も、鑑定を巡って意見を述べました。神田大助裁判長は、「(鑑定しようとする証拠に2人のDNAが後から付着した可能性があることが)一番怖い。もしそうなら鑑定の意味がない」と主張した上で、検察に対し、捜査段階で2人のDNAが混入していないことを明らかにする資料や、借り出し期間中の証拠の保管状況の資料を提出するよう求めました。検察は1週間以内に提出する予定とのことです。

布川事件再審公判 《年内の日程》


     7 月 9日(金) 第1回再審公判(水戸地裁土浦支部 午後1時30分~)
     7 月30日(金) 第2回再審公判(水戸地裁土浦支部 午後1時30分~)
     9 月10日(金) 第3回再審公判(水戸地裁土浦支部 午後1時30分~)
     10月15日(金) 第4回再審公判(水戸地裁土浦支部 午後1時30分~)
     11月12日(金) 第5回再審公判(水戸地裁土浦支部 午後1時30分~)
     12月10日(金) 第6回再審公判(水戸地裁土浦支部 午後1時30分~)

以上のように日程が決まりましたので、多数の参加をよろしくお願いいたします。



【名張毒ぶどう酒事件】

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 6月12日、名古屋市で名張毒ぶどう酒事件全国活動者会議が、国民救援会と名張事件全国ネットワークの共催で行われ、16都道府県56人が参加しました。
 会議では、弁護団報告を平松清志弁護団事務局長がおこない、主催者からの報告をネットワークの田中哲夫事務局次長が、まとめを国民救援会の瑞慶覧淳中央本部事務局長が行いました。

報告とまとめ

 報告では、会議開催の目的が、差戻審のたたかいを早急にかつ壮大に全国各地で展開するためであることが述べられました。そして、最高裁決定後の取り組みが報告され、再審開始等を求める個人署名が実質1カ月で11,462筆も集まっていること等が報告されました。
 その後、差戻審のたたかいの方針が提起されました。再審開始の決定、奥西勝さんの釈放、全証拠の開示の3つを掲げて、以下のような取り組みをすることが提起されました。

 1, 引き続き、旺盛に名古屋高裁あての署名を集める
 2, DVDを使ってのミニ学習会を全国あちこちで開催する
 3, 学者や文化人によるアピールの組織に取り組む
 4, 7月28日(水)に名古屋高裁、高検の要請(8月以降は、全国各ブロックで要請行動を行う。)
 5, 9月10日(金)名古屋高裁を包囲する取り組み

 まとめでは、先ず、本日この活動者会議を開いて本当によかったと感じていると述べました。
 そして、問題のある最高裁の決定ではあるが、その最高裁決定が差戻審で、審理が尽くされていなかった点に限って審理しろと言っているのであるから、検察がいままで言わなかった新しい主張を言い出すなら、裁判所は検察に付き合う必要はないはずであり、直ちに再審開始決定を出すのが筋だし、国民の世論だと指摘しました。
 また、奥西さんの釈放の問題では、そもそも再審開始決定が出された状態に戻ったわけで、刑の執行が停止されているなか、奥西さんを拘置する法的根拠がないのではないかと指摘し、足利事件の例を出して、検察庁はやろうと思えばできることであり、私たちがその要求を突きつけていくことが大切だと述べました。
 最後に、証拠開示の問題を述べ、いま街頭に出て、最も共感を得るのは、証拠を隠しておいて奥西さんを死刑にしていいのですかという訴えだと思いますと述べました。
 そして、国民救援会としても県レベルにとどまらず、支部レベルの運動にして、再審開始を勝ちとり、奥西さんの釈放を勝ちとれるよう頑張りたいと述べました。
◇会議後、参加者で。

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要請

 12日の活動者会議に先立ち、11日、名古屋高裁と名古屋高検への要請行動が行われました。前回5月21日の要請行動から3週間で集まった個人署名6217筆、74団体の団体署名を提出しました。
 名古屋高裁では、検察の不当な審理の引き延ばしに振り回されることなく、一日も早く再審開始の決定を出すように強く要請しました。
名古屋高検では、「こんな引き延ばしは許されない。検察は異議申立を取り下げるべき」と強く批判しました。


無実の死刑囚、奥西勝さんを励ます絵手紙通信 NO.75

2010年6月16日 国民救援会愛知・中央本部副会長 稲生昌三

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15日、奥西勝さんからお手紙。「私のために何かと重ねかさね支援やお世話でご苦労をして下さったための受賞おめでとう」と。これはたいそれた話しで、実は「無辜の救済こそわが人生」と東海テレビの門脇さんが私の知らない間にアロイジオ賞というカトリック名古屋教区の司教であったアロイジオ故相馬信夫司教の功績を記念し、その意志を継いで、正義と平和のために働いた人・団体の活動に贈られる人権賞への推薦をして下さっていて、6月19日にその受賞式が行われることが伝えられたもの。ビックリしてこの間、固辞をしてきましたが日も迫り、鈴木泉弁護団長、救援会県本部三役会にも相談、「奥西さんも喜ぶよ」「受けるべし」との意見が出されていました。それにしても奥西勝さんの救出の活動のこと、ご本人にもお伝えて了承をと相談をしてきたものです。喜んで下さってのご返事でした。今日の面会に当たってもおめでとうとのことば、「奥西さんの長い人間の誇りをかけた頑張りへの賞」として受賞をお伝えしてきました。話の中で、この賞は本来、故・川村富左吉さんが受けるべきもの、10月23日が5年目の命日に当たるのでお墓参りに報告することを約束してきました。

遅い梅雨入り、しかし、今日は名古屋は快晴、夏日。先日と今日と続いて夏用の衣類の差し入れ、冬物の宅下げを行い面会に伺いました。「お元気ですか、梅雨入りでこれからじめじめします。健康の方は如何ですか」「変わりなく元気、みなさんの支援の声が励ましです」とのこと、守る会・ネットから2万円の差し入れも行ったことも伝えました。11日に平松弁護士に続いて大阪の早川幸子さんが面会に来てくれ、差し入れのお礼を伝えてくれとのことでした。
6月11日の名古屋高裁、名古屋高検への17名の要請行動や12日の56名が参加、17都道府県が参加した「全国会議」とお昼の35名が参加した宣伝行動の写真(大判も入るようになった)が昨日届いたと伝えられ、「ありがとう、皆さんにお礼を伝えてくれ」とのことでした。

5月28日の三者協議以後、検察が「実験云々といっているのですか、新聞を読んだけどやるのですか」との質問、「弁護団は断固として拒否、7月20日までに検察の申し立て書が出されて初めて検討されるもの、目的も趣旨も、どうやるのかも不明、全く正義に反する主張」「検察の不当な立証不能となっての証拠あさり、引き伸ばしに我々は抗議している」ことを伝えました。

 「速やかな再審確定」を願っている奥西勝さんの声は、面会時の早川幸子さんから、要請行動でも全国会議でも伝えられたこと、国民救援会とネット・守る会の共同の全国会議では、直ちに一日も早く再審を確定せよ、釈放をセよ、証拠の全面的な開示を求める広範な世論と運動の展開が話し合われ、すでに1万1千4百余筆、74団体署名の提出など開始されている支援運動の飛躍が決議、確認され全国的な支援運動を巻き起こすことが決められたことを伝えました。

 9月10日昼休み時間に41年前の名古屋高裁での死刑判決に怒りを込め、最高裁での再審決定こそあってしかるべしであったこと、速やかに名古屋高裁は再審を確定せよとの人の輪の大行動を企画、私も県内外へのオルグや支援の訴えのために頑張ることを伝えました。

絵手紙は今日で630枚余です。(大阪の早川さん扱いを含めて)夏の季節や情勢を踏まえた絵手紙、本当にありがとうございます。「少しになっている」の訴えに次々に送って下さってありがとうございました。引き続きお願いいたします。

6月24日午後に「面会人の拡大と処遇改善」の拘置所要請が行われます。何としても実現したいとの想いで行います、是非、ご参加ください。

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