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名張事件、重要局面へ

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最高裁動かし再審を!

 無実の死刑囚・奥西勝さんのが無実を訴え、最高で裁判のやり直し(再審)を求めている三重・名張毒ぶどう酒事件。弁護団は1月29日、最高検察庁の答弁書に対する反論意見書を最高裁に提出し、事実上両者の主張が出そろいました。これにより最高裁の審理は緊迫した重要な局面を迎えました。最高裁へ「再審開け」の声を全国から集中させましょう!

 弁護団が最終意見書
検察の主張は破綻

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 今回の意見書は、最高検が昨年10月に提出した答弁書に対する反論です。検察の答弁書は、ぶどう酒に入っていた毒物(農薬)についておこなった弁護団鑑定への反論に力点が置かれており、意見書もこれに対する反論が中心となっています。この毒物鑑定は、有罪判決で認定された毒物であれば検出されるべき成分が、現場のぶどう酒からは検出されなかったとするもので、毒物が違うことを証明しています。05年の再審開始決定で「確定審の判決に合理的な疑いを持たせる証拠」だと認められ、奥西さんの自白が強要されたウソの「自白」であることを示す決定的な証拠となりました。
 検察はあくまで「自白」に依拠し、毒物は奥西さんが持っていた農薬だと主張し、根拠として学者からの回答をそえています。また、弁護団の鑑定が不正確だという従来の主張に加えて、農薬の成分は検出されにくいものだという、これまでにない新たな主張をしてきました。
 この検察の主張に対して弁護団は、鑑定を行った2人の学者からの回答をもらい、弁護団の実験結果と矛盾するだけでなく、過去の数多くの実験・論文とも矛盾すると指摘。その上、検察は何の実験結果も示しておらず、理論として破綻していると厳しく批判しました。

奥西さん生きて取り戻そう

 弁護団は、奥西さんがすでに84歳の高齢であること、検察がこれまで主張していなかったことを突然主張していることを指摘し、「これ以上審理が引き延ばされることがあってはならない」と訴え、意見書の最後では「彼は何のため生まれ、何のため生きてきたのか。請求人(奥西勝さん)に残された唯一の生きる望みは冤罪を晴らすことである。われわれ弁護人は、彼が冤罪を晴らすことなく獄中で死を迎えるようなことは断じて容認できない」と強調し、最高裁が再審を開始するよう強く求めています。
 足利事件、布川事件につづき、なんとしてもこの名張毒ぶどう酒事件で再審開始を勝ちとり、84歳になった奥西さんを生きて取り戻すために、全国からの支援をよろしくお願いします。
 《要請先》〒102-8651 千代田区隼人町4-2 最高裁第3小法廷・堀籠幸男裁判長

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