えん罪事件の真相を広め、裁判支援、在獄者の処遇改善運動をすすめています

名張事件_奥西勝さんを励ます絵手紙・面会人通信

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名張事件 奥西さんを励ます絵手紙・面会人通信



無実の死刑囚・奧西勝さんを励ます絵手紙・面会人通信(2/28)

2014年2月26日 国民救援会愛知・中央本部顧問 特別面会人 稲生昌三

● 2月3日の面会後、当初は19日を予定。ところが8日の全国的な寒波と大雪の最中に、50ccカブで私の住む半田市内を走り回ったことから、インフルエンザに掛かってしまい、翌、9日の東海市での「約束」上映会(70名参加で成功)のトークはフーフー状態でともかく終えましたが深夜から39度以上の高熱が14日まで続いてしまい、みなさんに大変な迷惑をお掛けしてしまいました。奧西さんにインフルを移しでもしたら大変と面会を延期、やっと医師のお墨付きを頂いて今日、八王子へ行って来ました。八王子も残雪が毎日の冷え込みで溶けず、今も山のように残っていました。60~70センチの積雪とのことでビックリでした。それにしても今日はもう春かと思わせる暖かさで、奧西さんも両手を毛布の上に出していました。
● 目は開けて天井をジーと見ている様子、「奧西さん、久しぶりですね。稲生です。判りますか」の声に、口を動かし「うんうん」と頷いて見えました。両手と両足をさすって強く握ってあげました。安心したのか目はつむっても手の平を握りかえして来ます。
 弁護団は「3月28日~29日に弁護団会議と現地調査を名張で行い、4月上旬には毒物に関する補充意見書を出しますよ。裁判所から検察に求意見書を3月28日までに出すようにとの指示が出されています」「同時に証拠の全面的な開示命令を裁判所が出すことを強く求める意見書も出しますよ」「さらに新証拠の検討も進めています」と伝え、支援運動も「2万近くの署名を提出、毎月の名古屋高裁と名古屋高検への要請行動」、「さらに「約束」ドラマの上映促進、5万名へ」、「4月6日には名古屋鱗城ホール(800名席)で全国支援集会を行います」と伝えて来ました。「岡美代子さん(妹さん)のところへ行ってきましたよ。桜が咲くころにはきっと面会に、また来られますよ」「3月29日には奧西家のお墓参りにも行ってきますから」と伝えると、「ありがとう」と口を動かし応えていましたが、やはり、血圧上140、下70、血中酸素100は変わらないが、脈拍が、100が140、呼吸が18が26と急上昇、何か興奮されているのか、何か訴えているのか、アラームがつきます。「また、すぐに来ますから・・・」と両手を握り、手を振って別れようとしましたら急上昇、右手を自分から振って、私が病室の外に出ても振り続けてみえます。私の姿が無いのに手を振り続ける姿が何分か続いていました。処遇主任に「少しおかしくはないですか」と尋ねますと「思いこんでいる様子」という。また、最近、37度近くの微熱がたまに有るとのことでした。特に大きな変化は無い様子。命を燃やし続ける姿に同情、感動を覚えないわけにはおれませんでした。
次回は3月14日の午後1時、次々回は3月27日の午後2時、福井事件の最高裁要請後に伺う予定です。とにかく変わりなく、命を燃やし続けて下さいとの願いのみです。
● アムネステイー日本委員会から奧西さんと袴田さんは国際事務局から「危機にある個人」として2008年に認定され、二つの事件のそれぞれの審理状況を踏まえて,再審と公正な裁判を求めて活動に取り組んできました。今年は5月~7月にかけて日本委員会として、「約束」の上映会と講演会を予定していますとのこと、会員の堀浜さんからはフランスのシルビィさんからのお手紙、「此の竹があなたを癒してくれますように。フランスも春が近づいています。あなたの友人達は変わることなくあなたに想いをはせ続け、少しでも健康を取り戻されることを願っています。日本の司法に対して私達に出来る働きかけを続けています。頑張って下さい」と伝えられました。
● 絵手紙と写真は送り続けています。絵手紙には「元気になって青い空を見るまで」「春はそこに、一踏ん張りを」「奧西さんの無実を僕は信じています」「つらい、つらいは人の定め。だが、負けたらダメ」「あなたを支えて、あなたから勇気を与えてくれてありがとう」など励ましの言葉、きっと届きます。                                         



無実の死刑囚・奧西勝さんを励ます絵手紙、面会人通信(2/6)

2014年2月3日 国民救援会愛知・中央本部顧問 特別面会人 稲生昌三

● 防菌用のガウン、帽子、手袋にマスクを付けて病室に入ります。今日は午前11時、廊下の鉄格子のガラス窓から奧西さんを眺めると目を瞑って寝ている様子、「奧西さん、奧西さん、判りますか」の声を何度も掛けても返事が返って来ません。「奧西さん、稲生です」と大声を掛けると目を開けてやっと頷いてくれました。どうも反応が悪く、ぼーとしている様子で、顔色もつやも何となく衰えているのではないかと心配、処遇主任が「最近は夕刻の鎮静剤が少しずつ効かない様になって来て、夜、寝れずにいるようだ」「だから午前は反応が弱い」との説明。・・・
 「88歳の誕生行動が20都道府県で行われ、みなさんが頑張れと云っていますよ」「4月6日には名古屋で第8次再審開け、えん罪なくせの全国支援・市民集会(780席)をやりますよ」弁護団は3月28日~29日に現地調査と弁護団会議を赤目でやり、「主張の検討や全面的な証拠開示命令を出せ」と迫りますよと語りかけるとやっと目が覚めて来たのか、「ありがとう、うんうん」と口を動かす。「今日は外は暖かいですよ、もうすぐ春です。老梅や梅が咲き出しました」「春になったら岡さんも来ますからね」「大阪の早川さんと奈良の奥谷さんと一緒に現地調査の日に奧西家のお墓参りをしてきますから・・・」と伝えますと「ありがとう」と口を動かすがやはり弱弱しい。それでも右手を毛布の中から出そうと動かすので握り返す。血圧上130、下73、血中酸素は100はいつもと変わらず、しかし、心拍が80、呼吸は23と低く、今日は口や身体を動かすと130とかの心拍も98、呼吸は34とかが28と少し低く変わらない。もう1年半余、体力が少しずつ弱まって来てはいないか、そんな想いが胸をよぎる。「奧西さん、みんな必死でやってるからね!支えているからね」と励まし、「そろそろ終わって」と刑務官が云うので手を振って、「また、すぐ来るからね」と別れて来ました。気力が萎えたらお終しまい、「どうか、命を燃やし続けて下さい」と念じて別れて来ました。ラジオは午前も午後も、色々な番組も流しているとのことでした。
● 署名は1月末で1万6千余、「約束」の上映運動は4万からいよいよ5万へ、誕生行動で年始めから打って出ています。高裁と高検への1月の要請行動には全国から35名の参加、4月6日の名古屋での全国支援・市民集会への総結集へ、(愛知では団体オルグや救援会の支部参加の討議開始)奧西さんの待ち望んでいる気力と事態や第8次再審請求と司法への批判を訴えなければ・・・こうした時にこそ支援運動の役割を果たさねばと面会の度ごとに痛感します。
  1日に大阪守る会の総会(30名)で、最高裁・名古屋高裁の棄却決定への怒りと不当性を私なりに訴え、第8次再審請求の現瞬間の訴えのポイントと全面的な証拠の開示命令の重要性、奧西さんの声なき命の悲痛な叫びと病状、「約束」の奧西さんへの共感と司法への怒りの声、えん罪犠牲者への救援と支援の良心を如何に広げるかを短い時間でしたが述べさせて頂きました。「約束」の上映で知多・東海市、尾北・江南市、碧海・高浜市、3月に宮崎県へなど出かけます。どうか名張事件の真実を全国のみなさんの声と心で訴え尽くして下さい。一日一日が競争の想いです。
● 絵手紙と写真を引き続き送り続けています。数日前に遂に絵手紙が無くなってしまいましたが帰りますと嬉しい限りです。20枚~30枚と届いていました。早速、出来れば毎日2枚を、一日1枚は必ず送らねばと郵便ポストに投函しました。「寒中、お見舞い」「ビタミンCで元気にとミカン」「春が近づいて来ましたよー」「負けたらあかん、負けたらあかん」「奧西さんの頑張りが人々に勇気」「裁判官の良心を日本中が願っている」など添え書き、きっとみなさんの想いは届くでしょう。引き続きお願いいたします。
● 次回面会は2月19日(水)午後1時~予定しています。              以上



無実の死刑囚・奧西勝さんを励ます絵手紙・面会人通信(1/24)

2014年1月23日 国民救援会愛知・中央本部顧問 特別面会人 稲生昌三

● 1月14日、奧西勝さんの88歳の誕生日、記念大宣伝行動が全国各地で行われ、名古屋では金山駅周辺で150名以上が参加、横断幕を駅前や交差点で広げ、俳優・仲代達矢さんから奧西さんへの励ましの手紙が入った4,500ヶのテッシュペーパーが配布され、東京では八王子駅前、全国各地で大宣伝が行われました。無実の死刑囚・袴田巌さんの再審を実現する静岡集会が350名以上参加で大成功。愛知では名古屋で4月6日、名張事件、第8次再審と冤罪なくせ全国市民支援集会が開催されます。「約束」上映運動は4万名から、いよいよ5万名への
広がりへ、新たな上映運動が新年から進められています。毎月の名古屋高裁と名古屋高検への要請行動、署名や要請ハガキの飛躍的な取り組みへ、今こそ、名古屋高裁・最高裁の「科学的知見」を無視し、「疑わしきは被告人の利益に」の刑事司法の鉄則をかなぐり捨てた不当極まりない司法判断を糾弾し、真実に向き合い第8次再審の扉を開けの声を広げる時、私も先頭に立って頑張らねばと新年の決意にしているところです。
● 1月23日、八王子医療刑務所に奧西さんとの面会に行ってきました。「88歳誕生日に大宣伝をやりましたよ、奧西さん、稲生です、判りますか・・・」「ウンウン」と頷いて、「ありがとう」と口を動かして応えてられる。今日はラジオは面会時間で切ってありましたが目を開けて、外や天井、医療機器や部屋の中を見ておられるのでしょうか、目をよく動かしておられました。話しかけると次々に口を動かしアラームが鳴りっぱなしで、右手を毛布の中から出そうとする。私も慣れて来たので素早く握ってあげますとまた口を動かす。「判りました。ウンウン」と応え、「弁護団が3月28日~29日に赤目の対泉閣に一泊、弁護団会議と現地調査をやります。対泉閣って判りますか」と云うと「判る」との応え、「えー、奧西さん知ってるんですか」と聞くと「ウンウン」と応えられるのにビックリでした。出来るだけ答えのみになるように話しかけて見ましたら「ウンウン」と応える様子に何か少し対話が出来た様な想いになりました。処遇主任が「特に変わりはありません」とのこと、血圧上100、下58、心拍87、呼吸25と可成り今日は下、さがっていました。
 年末に続いて、岡さんは春にきっと来られますよ、私の次に面会は2月3日の午前11時に来ますと伝えて別れて来ました。このまま、安定していてくれれば・・・少し安心して別れて来ました。ともかく命の火を灯し続けて欲しい。その想いのみです。
● 私が送った名古屋高裁要請や大須観音縁日の署名・宣伝行動、1/14誕生行動の写真は見ている様子、絵手紙も見せてもらっている様子でした。
 絵手紙が少なくなっています。どうか、少しでも励ましとなりますよう、次々に送って下さい。何らかの刺激になり、力になれば十分、私も写真など出来るだけ送りたいと思っています。  以上



無実の死刑囚・奧西勝さんを励ます絵手紙、面会人通信(1/9)

2014年1月8日 国民救援会愛知・中央本部顧問 特別面会人 稲生昌三



● 「新年明けましておめでとうございます。1月14日は88歳の誕生日ですね。お祝いです。全国で大規模な宣伝行動をやります。頑張って来られましたが、今年こそ、再審を認めてもらいましょう。弁護団も一層、再審への奮闘をしています。支援運動も要請署名やハガキ、街頭宣伝の支援の訴え、名古屋高裁と名古屋高検への要請行動、ひき続き「約束」ドラマの上映成功に取り組み、4月6日には名古屋で大きな全国支援集会をやりますよ。奧西さん!長生き、頑張って
下さいね。みなさんが支えていますから・・・」とお話しますと右手を出して握って来ますし、何か嬉しそうに笑顔で応えて下さいました。昨年12月の面会の際にも笑顔をされましたが2回目、本当に嬉しいです。このまま続いて欲しいと想いました。
 新年1月8日、八王子へ面会に行ってきました。やはりジーッと目を開けて天井を見ているのか、ラジオを聞いているのか、「稲生です。判りますか。」と声を掛けると頷いておられました。八王子医療刑務所へ移送されて1年半、昨年は2度も危篤状態になりながら、持ちこたえて、今は少し安定しているのか。血圧上130、下77、血中酸素99,心拍102、呼吸26と医療用の機器のデーターが示されています。やはり、口を動かして声を出そうとすると心拍と呼吸数が跳ね上がりますがすぐに元に戻りました。今日は落ち着いていました。
 両手を握って、今日は意識はしっかりしているか、感覚はしっかりしているだろうかと少し叩くようにしましたらちゃんと握り替えして来ました。「又来るからね」と別れる際も私が手を何度も振りますと別れが辛いのか、奧西さんも手を出して来るので何度も握り返すことになりました。
● 絵手紙年賀状は今年は36枚、刑務官から「すべて見てもらいましたよ。ただし、内容が判ったかどうか、沢山だし、添え書きまで判ったかはどうか・・・」とのこと、今年は当たりくじまでは本人には対応出来ない、やれないと思いました。残念です。
 一人、淋しく、唯々、黙々と闘病という状況を想うにつけ、もう一歩回復に向けての変化を期待することは難しいのか、「支えていますよ」と励ますこと以外に無いのか、様々な想いがよぎりますが、一日も早く、再審・無罪への扉を開くことで応える他無いと想って別れて来ました。
 絵手紙は見ておられます。どうか、励ましをお願いいたします。
 何人かの方から切手を送って下さいまして、西村さん、加藤さん、末広さん、有り難うございました。毎日、2枚を送っていましたが、今は1枚にしています。引き続き送って下さい。
● 愛知県下で、「約束」上映など、東海市(知多北部支部)、稲沢支部大会、高浜市(碧海支部)に伺うことにしました。毎月の高裁と高検への要請行動、署名や宣伝、集会、4/6全国支援集会への参加などのためにも、「約束」上映を進めて支援募金の訴えを広げて財政保障を強め大いに参加者をつくることを強く訴えます。「約束」上映の際の支援募金を全国の支援運動につぎ込むこと、参加を草の根から広げることが今重要ではないかと訴えたいと思います。名張事件の真実と現瞬間の要求内容を、もっともっと広げぬくことが土台となると思います。
 名張弁護団は新人弁護士を中心に3月28日~29日に名張現地調査を行うとのこと、大阪守る会が自主的に現地調査を兼ねて名張市の商店祭りに参加したとのこと、救援会支部を基礎に名張事件の現地調査を自主的に行うことも支援運動の発展に重要と思います。
● 次回面会は1月23日に午前、福井女子中学生殺人事件の再審開始決定を求める最高裁要請に出て、午後1時~面会を予定しています。次次回は2月3日の午前11時~予定です。交通費の関係もありこれ以上は困難かと思っています。                  以上 




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無実の死刑囚・奧西勝さんを励ます絵手紙・面会人通信(12/11)

2013年12月11日 国民救援会愛知・中央本部顧問 特別面会人 稲生昌三



● 11月末に風邪で咳、痰に熱。12月3日に面会を予定していましたが、奧西さんに感染でもさせては大変。妹・岡美代子さんも娘さんの仕事が年末で休暇も中々取れないこともあり、延期して、今日、12月11日、面会をして来ました。岡さんは独自の近々の面会となりました。
 さらに、諸事情から(秘密保護法廃案の行動、私の住む知多半島・半田市で童話作家・新美南吉生誕百年記念行事、南吉と平和~朗読と講演会~これに「約束」ドラマの川村富左吉さん役をされた天野鎮雄・山田昌さん夫婦を迎えてのつどいで、12月8日、250名余の大盛況。天野鎮雄さんから名張事件支援、ドラマとの関わりから出演の話も。国民救援会知多の支部が中心的な役割も果たしたつどいでした)、20日ぶりの面会になってしまいました。
● 処遇主任からこの間、「特に変わったことはない」「鈴木弁度団長や他の弁護士も来られた」とのこと、病室を窓から見ると中からラジオで最近のギャルの元気な流行の歌声が聞こえます。「夜、十分な就寝をとるために、ラジオを聞いてもらっている」とのこと、えーとビックリ、嬉しくなってしまいました。「奧西さん、判りますか、稲生です」に頷いて下さって、両手を握りあってお話しすることが出来ました。岡さんは近々来ること、新年、1月14日は88歳誕生日、全国でお祝い、早期に再審を訴える大宣伝行動が行われ、更に「約束」ドラマの上映運動、毎月の名古屋高裁と名古屋高等検察庁への要請行動、4月6日には名古屋で800名席の大支援集会が行われることを伝えますと、重篤状態となって一度としてなかったこと、微笑をされて、次々に口を動かすのです。特に88歳誕生行動のお話をすると本当に嬉しそう、笑顔をされますので、飛び上がるほど嬉しく、感動、私が励まされ勇気をもらうような気持ちになりました。口を続けさまに動かすが判らない・・・それでも「判りましたよ、判っていますよ」と声をかけ、別れ際では握った手を離さない、受け止め切れないもどかしさを痛感しました。血中酸素100、血圧上130~5、下70~5、やはり、何かを話そうとすると脈拍110が135や呼吸25が33~4に上がります。応え切れないことに申し訳ないと思いつつ、この命が再審開始、無罪につながるさらなる命となること、「銀の林」小説を執筆した佐藤貴美子さんが、「奧西さんが私達に勇気を与えてくれている」」との言葉を想い起こし、支え、応え抜かねばならないとの決意を新たにしました。
● 奧西さんを励ます絵手紙年賀状は、すでに現在、16枚、どうか急いで25日頃までにお届け下さい。通常絵手紙は820枚です。「寒さに負けるな、不正義に負けるな」「強く生きて春を」「お馬はパカパカ、夢もパカパカ」「悪い裁判官に倍返しの世論を」「冬を乗り越え、再審だ」など書かれています。フランスのアムネステイのマギーさんからフランスの絵葉書と「順調にご健康を取り戻されることを願っています。何時も例会にはあなたのことを考え、語り合っています。有名な画家が描いたお花の絵で元気して下さい」との添え書き、有り難うございます。
● 岐阜県飛騨の高山市での「約束」ドラマ上映会に行ってきました。167名の満員、7,7万円のカンパ、「死刑囚の半世紀」の普及は30冊、署名も沢山、感動的な感想とアンケートも頂きました。全国で5万名近くに広がった感動と支援の輪は上映運動と結んで広がっており、新年から一層大きく、4月6日の全国支援集会の大成功をめざして、年内に計画を出来るだけ早く立て第8次再審と結んだ画期的な支援活動となるよう前進することを訴えます。
● 毎月の高裁と高検への要請行動の日程も、1月28日、2月20日、3月12日、4月6日大集会と4月7日など確認されました。10日の要請行動は19名が参加、(岐阜、愛知、三重、大阪、兵庫、中央が参加、今後の要請行動では全国からの参加を願います。「約束」上映カンパをこういう時にこそ使うことを願います)署名は7、525筆、要請ハガキも含めてテンポを上げましょう。
● 次回の面会は12月26日(最終日)午後1時、新年は1月8日午後1時を予定しました。以上



無実の死刑囚・奧西勝さんを励ます絵手紙・面会人通信(11/21)

2013年11月21日 国民救援会愛知・中央本部顧問 特別面会人 稲生昌三



● 東京と愛知・10月30日の最高裁の不当極まる棄却決定に抗議、第8次再審申し立て支援集会で紹介された仲代達矢さんから奧西勝さん宛の和紙に毛筆のメッセージ、「奧西さんへ、役者の仲代達矢と申します。“約束”という映画であなたの役を演じさせて戴きました。あなたの無実を信じている多くの人々の中の一人です。今、あなたにとって神も仏も無いとお思いでしょうが、私どもは信じています。神も仏もいると。だから生きていて下さい。仲代達矢」を持参して、今日、面会して来ました。渡して読んで伝えようとすると刑務官から「私信は禁止」(判っている)という。「毛筆の代筆など出来ませんから、読んで渡したい」と粘って、遂に、「見てもらって読む」ことになり私が手に持って読んで伝えました。ウンウンと頷いておらレました。昨年、「約束」ドラマ映画が出来ること、俳優は云々と伝えたこともあり、きっと理解されたと思います。
● 「お元気ですか、稲生です」と云うと、声の出ない口を動かし「有り難う」と応えて、両手を出して来ます。私も両手でしっかりと握り返して、「安心して下さいね。弁護団も早期再審に努力しています。」「支援運動も早速、昨日、20日には最初の名古屋高裁への要請行動を25名も参加して行いましたよ」などお話ししていますと何かを訴えるのか語りたいのか、血圧上125、下67、血中酸素99といい値なのに脈拍185、呼吸26とビックリする値が出て中断。「大丈夫でしょうか」と担当刑務官に尋ねる。「一生懸命に話したがっているから、身体を動かそうとしているからで一時的ですからいいです」と云う。少したつと落ち着いて来ました。「12月には山添村の岡さんと来ますから待ってて下さい」と手を振って別れて来ました。
 気管切開をして、人口呼吸器での酸素吸入と鎮静剤での対応に付いて、6月の危篤状態となった時、「ここ2~3週間が山場」と云われ緊張、しかし、もう、5ヶ月を経ており、驚くべき力と感嘆させられます。酸素量50%が今は30%~20%、9月からは抗生物質は投与せず、鎮静剤も夜に寝れるように夕刻の投与、お昼は目をパッチリ開けて起きておられる姿を見て、「少し安定して来られた」のかとビックリしているところです。今日も「みなさんが支えていますから」と励まして別れて来ました。ともかく「命の灯を燃やし続けて下さい」と願うのみです。
● 「約束」ドラマの上映と支援の訴えは先日、岐阜の郡上で100名を超す参加で成功、近々
飛騨の高山で行われます。兵庫では西田弁護士が訴え、アートビレッジで200名、11月18日には西宮で開催、東京の品川区、愛知の豊橋・田原市で小林修弁護士のトークなど、いよいよ第8次再審と結んで5万名観客への全国的な進展が期待されています。年内の計画の段取り、上映運動と支援運動を結んだ広がりが重要です。私は、今、冤罪事件支援の訴えに「特定秘密法案」は監視と統制、稀代の悪法、こんなものがまかり通れば冤罪がどれほど作られるか計り知れない、廃案以外にない」と訴えています。11月21日の日比谷音楽堂1万名大集会に参加、22日には私の住む知多半島での緊急集会の成功に取り組んでいます。
● 絵手紙年賀状を今年も沢山送って下さい。きっと大きな励ましとなります。看守から見せてもらっているようです。是非、絵手紙での励ましを引き続きお願いいたします。
 フランスのアムネステイの新入りメンバーのクレール・ブラントさんから「初めて奧西さんのたたかいのことを知りました。とても感動、私も味方します。みなあなたの味方です。希望を持ち続けて下さい」と絵ハガキを頂きました。
● 年末の面会は27日まで、28日は仕事納めで、新年は5日までは出来ません。12月上旬に次回とし、予定を早急に立てることにします。             以上



無実の死刑囚・奧西勝さんを励ます絵手紙・面会人通信(11/8)

2013年11月8日 国民救援会愛知・中央本部顧問 特別面会人 稲生昌三



● 名張事件を扱った小説「銀の林」を執筆した佐藤貴美子さん(愛知守る会副代表)の容体が動脈瘤がさらに大きくなり良くないとのこと、お見舞いに5日伺いました。体調管理されていてお元気な様子、しかし、長居は良くないと早々にお暇をして来ました。9回目の命日を迎えた故・川村富左吉さんのお墓参りを10月20日にしてきたこと、奧西さんの近況や第8次再審申し立てが名古屋高裁刑事1部に行われること、支援運動を急いで、しかも、倍する規模で再構築する必要性などをお伝えしました。佐藤さんから「約束」ドラマは、「奧西さんの生き方のすごさを伝え、観る人に同情のみならず勇気を与えた」ことが語られ、「今は、私達が支えていることを伝えて」、「私達の応え方が奧西さんの命の糧となること、それをみんなで果たす時ではないか」と強い想いを語って下さいました。「頑張りましょう」と多額のカンパも頂きました。
● 多忙が続き、先回の面会から2週間もたってしまいました。この間に再審手続きのために古橋弁護士、5日の午前には鈴木団長が面会、今日、8日の午後、私も面会して来ました。
 施錠された鉄格子の病室。窓から観るとベットに身を横たえ、目を開けてジーッと天井を眺めている様子。ベットの横に医療機器が並び、少しづつ数値が動いているが身動きもない。気管切開、そこから管が通され人口呼吸の酸素吸入が行われていて痛々しい。何時も面会の度に見る姿ですがおもわず、「取り消し・棄却した裁判官は一度として、奧西さんと面談したことがあるのか、人の命と向き合っているのか」と叫びたくなる。容体は特に変わった様子はないよう。手を握って「奧西さん、稲生です。判りますか」の問いに目の照準を合わせて頷く。「5日に弁護団が再審申し立てしましたよ」と云うと「あ・り・が・と・う」と口を動かし、「弁護団も支援者もみんなが支えていますよ、安心して下さい」「愛知や東京で支援集会が持たれましたよ」「岡さんは12月上旬に来ます」と伝えると両手を動かし私の手を握ってきます。思わず私も両手で握りしめる。口を動かして語りたい様子。血圧上106~7、下65、血中酸素99、又、脈拍と呼吸が急上昇しないかと心配しましたが、今日は安定、安心したのか、落ち着いて来られたのか安堵、次回は11月21日の午後2時、次次回は12月3日、午後1時に来ますと伝えて別れてきました。
● 5日、午後4時、名古屋高裁刑事1部に再審申し立てが行われました。11月20日(水)
午後1時~初回の再審・無実への名古屋高裁刑事1部への要請行動が行われます。新たな要請署名が相応しい内容で、直ちに開始されます。司法の頂点に立つ最高裁が如何に誤謬を行い誤判を行ったか、この司法を断罪し、第8次再審の訴えを判りやすく、奧西さんの事態と結んで、世論の動向にそって訴えるか。機敏に如何なる規模で支援運動を行うかが大事で、そのために短い言葉でしかも判りやすく、ポイントを得て、事実と真実に迫る訴えが求められます。その検討、身につける内容を学び、支援の訴えを作るかが重要。行動しつつ、急いで確立することが求められます。学習会や支援集会を広げましょう。街頭宣伝に打って出ましょう。この中で工夫を重ね、必ず、閉ざした再審の扉を開く、こじ開ける訴えをつくりあげ広げましょう。
● 引き続き、「約束」ドラマの自主上映を、支部を中心に条件に合わせて徹底的に広げ、支部活動の活力と広がりをつくりましょう。第8次再審のたたかいと結んで行うことが、いよいよ重要。愛知・一宮で2日に百名が参加、鈴木団長が棄却決定と第8次再審申し立てを中心に、私は奧西さんの状態や冤罪をなくす司法を訴えました。書籍は33冊、救援カンパも多く寄せられました。愛知では東三河支部が豊橋や田原市で開催、小林修弁護士が訴えます。私は10日には岐阜・郡上、続いて高山で、また全国で引き続いて開催されています。これまでよりもっと成功させる条件が広がっており、年内~新春、新年度に向けての計画を今立て取りくむ時ではないか、怒りをさらなる上映と結び支援運動の飛躍をつくり出すときです。      以上  



無実の死刑囚・奧西勝さんを励ます絵手紙・面会人通信(10/25)

2013年10月25日 国民救援会愛知・中央本部顧問 特別面会人 稲生昌三

● 血中酸素99、血圧上123下65は変わらないのに、急に脈拍110が140以上、呼吸19が25と、18日の面会時と同じように急上昇、看守も「苦しいのではないか、面会ストップ」と云う。私も「あれ」とビックリ、握っていた手を思わず離す。
 24日の午後1時に面会、「奧西さん判りますか、稲生です」「第8次再審申し立てを名古屋高裁へ近々、弁護団が出しますよ、安心して、万全の準備をしていますよ」「棄却は無念でしたが、みなさんが支えていますよ」と云うと目をパチパチと開けて頷いて口を動かす。妹「岡さんも近く来るとのことですよ」というと口は「有り難う。判った」との返事のようでしたが、口を何か必死に動かそうとし続ける時に脈拍と呼吸が上がり、アラームがつくのです。
 棄却決定が悔しいのか、岡さんの面会が嬉しいのか、弁護団に何か伝えたいのか・・・受け止め切れないことが一番辛いことです。じっと耐えておられるのか、声を失ったことの重大さを改めて思い知らされました。「判っていますよ、判りました」と声を掛けました。
 人の命を何と想っているのか、最高裁の有罪ありき、棄却ありきの不当決定に憤りを禁じ得ません。人を裁く司法が真実に真摯に向き合っているのか、棄却をすると云うことは死刑の宣告を行うこと、一体何回やると言うのか。命をかけて願い抜いてきた人、どこまで翻弄する気か・・・一人にしておいてはいけない、「また、面会に来ますから」と別れて来ました。
● 24日は当初、最高裁要請行動の日、出かけて抗議をと予定していましたが、「終了した事件だから要請は受け付けられない」と通告があり、東京を中心に午前8時から西門前での抗議宣伝が25名ほどの参加で行われ相当厳しいやりとりが交わされたようです。
 愛知、東京では支援の会の総会など抗議の集会が緊急に開催されます。この怒りの声を第8次再審申し立て、再審・無罪への新たなたたかいに発展させましょう。
 11月1日~「秋の冤罪なくせ」全国行動で名張、袴田、東住吉事件への支援、最高裁への怒りの声を結集させましょう。
 10月23日は故・川村富左吉さんの9回目の命日、20日にお墓参りに行ってきました。「塀の外で自由の身になって握手しよう」との約束は今だ果たせれませんでした。墓前に名古屋高裁で「必ず」の想いを伝えて来ました。
●栃木の「約束」ドラマ上映は江川紹子さんが訴え、千葉・九十九里では東海テレビの門脇さ
んがトーク、成功したとのこと、25日、私は横浜での上映会、270名が参加、訴えました。「死刑囚の半世紀」(岩波)が46冊を普及、(他に5冊予約)募金も相当額寄せられました。愛知の稲沢では百名近く、田中さんが訴えました。劇場で3万名近く、自主上映合わせて4万から5万へ、支援運動と結んで取り組まれています。国民救援会の支部が地域の人権のセンターの役割を担って、地域の条件を生かした開催を更に、さらに年内から来春にかけて、第8次再審と結んで次々に成功させることが今後の土台にもなること、全国の支部が中心となって広がることが期待されています。上映運動を支援運動に結ぶために、是非、弁護団、面会人の訴えを。門脇さんも大いに参加して下さいます。今から計画、準備、段取りを進めましょう。
● 埼玉県の中村澄子さんから「美空ひばり写真集」が寄せられました。フランスのアムネステイの方々が最高裁へ抗議をして下さったようで励ましの絵ハガキも送って下さいました。絵手紙は目で見てもらっているようです。引き続き、少し制限して送り続け励ましとしています。
● 次回の面会は11月8日、午後2時、次次回は11月21日の午後2時、特に事情が無ければ予定しています。「約束」上映会場で、面会を支えて下さる「死刑囚の半世紀」の普及や募金
のご協力に心からの感謝を申し上げます。 以上                       


無実の死刑囚・奧西勝さんを励ます絵手紙・面会人通信(9/20)

2013年9月20日 国民救援会愛知・中央本部顧問 特別面会人 稲生昌三

   最高裁統一要請行動を午前に、午後1時半~奧西勝さんとの面会をしてきました。
● 最高裁要請行動(刑事)には福井女子中学生殺人事件関係3名、名張事件関係7名、中央本部や市民団体関係5名の15名の要請団。名張事件では奧西さんの病状は一日の猶予もないこと、9月末に弁護団が提出する検察意見書(引き延ばしと有罪にしがみついた)への反論意見書提出に速やか応えることを私から。鑑定人を使っての検察主張の不当性や国際人権状況から見て中世の人権状況に日本があることを兵庫の大藤さん、長野の滝下さんからは「上申書」が提出され奧西さんが生きている今、再審無罪を。東京・小沢事務局長からは「いたずらに化学論争」にすべきでなく奧西さんの無実は明らかとの訴えなどが次々に行われました。福井事件では愛知の柴田さんから前川さんの悲嘆を受け止めよ、証拠は前川さんが犯人たり得ないことを示していると現地調査に参加しての想いをもっての訴え、前川さん本人から無実の主張と訴えなどが行われました。名張・署名は新たに1,798、計75,153に。要請ハガキは1,820が新たに、計11,325が提出されました。福井は署名が1,530、団体が34提出されました。次回の名張事件要請行動は10月24日、午前10時。私の面会は10月3日午前11時と24日の午後1時を予定しています。
● 八王子医療刑務所での面会は1時半~。ここ数回の面会の中で一番うれしい面会でした。「奧西さん、稲生です。判りますか」「今日、最高裁要請で迫ってきました。」「弁護団は9月末にきちんと反論意見書を出しますよ」「東京での日弁連の上映と支援集会は700名の成功でしたよ」「全国の支援、みなさんが支えていますよ」「岡美代子さんから元気していてとの伝言ですよ」
と声をかけると目をきちんと開けてうなずき、口で「ありがとう、ありがとう」と何度も何度も。声は有りませんが良くわかりました。浮腫んでいる腕をさすって手を握ると僅かですが握り替えしてくれました。看護士と担当看守から「今日はよーく判っていますよ、はっきりと応えています」との指摘。少し微笑んだ場面もあって、久しぶり、嬉しい限りでした。お昼前後が一番意識がハッキリしている様子とのこと、「どうか、持ちこたえて、持ちこたえて欲しい。生きて、生きて、必ず最高裁決定をとるぞ」との想いでいっぱいです。血中酸素100、血圧上110、下55、心拍107、呼吸は少し高い28を示していました。次の面会、十月三日を約束して別れてきました。
「約束」ドラマの自主上映が各地で強化され次々に紹介されています。岐阜ではすべての支
部が参加、先日の多治見では51名が観賞、この場で10名の救援会員の入会が有り、郡上や高山、羽島・可児での開催が決まりました。千葉県では千葉市、柏、九十九里浜に続いて新たに船橋でも。大阪では寝屋川、堺・和泉・岸和田で、枚方・交野、泉南、東淀川、旭、茨木など救援会の支部が中心となって計画され、北海道や愛知でもこれまでの上映をさらに連鎖的に計画など全国で劇場上映と自主上映で四万人から五万人への広がりになろうとしています。全国の支部の事件支援の原点の活動としての広がりとなることを願っています。取り組みでは広範な人々の参加の実現とこの上映と支援運動を結びつけて(署名、要請ハガキ、支援行動や会員入会、「死刑囚の半世紀」書籍普及、支援募金など)感動を支援運動の飛躍に変えることが私の少ない経験からも大切ではないかと痛感しています。
● 和歌山の上映の感動から絵手紙が沢山寄せられて来ました。有り難うございました。奧西さんの病状から一日、以前は四枚を今は二枚にしています。順次、お届けするようにしていますが少し遅れることとなります。ご理解下さい。今年に入っての絵手紙は約700枚余です。 以上


無実の死刑囚・奧西勝さんを励ます絵手紙・面会人通信(9/10)

2013年9月6日   国民救援会愛知・中央本部 顧問 特別面会人 稲生昌三

● 妹・岡美代子さん(娘・恵美さんも)の面会は3ヶ月ぶり、私は2週間ぶり、「死刑囚の半世紀」(岩波書店)を執筆した門脇康郎さんの面会希望を願ってご一緒に9月6日(金)午後、面会に訪れました。窓から眺めると目を閉じて寝ている様子。「美代子が来ているよ!恵美も来ているよ!」「奧西さん岡さんや恵美さん、門脇さんも来ていますよ」と少し大声で呼びかけますとしばらくして目を開けて口を動かす様子。「いい決定が出るまで気―をしっかり持ってやー。頑張らねばなー」と岡さんが声を掛けると自分で両手を動かす様子。手を握って指すっていると痛いのかきゅと顔をしかめる。「判っている、届いている」と岡さんは・・・「一番、励ましにきっとなっている」と喜んでおられました。私から見ると少し前回より反応が弱いかと思いました。看守の担当者は「ちゃんと判っていますよ」と説明してくれました。
 門脇さんは前々から一度は本人と会いたいと面会を希望、岡さん、私からも何度も申し立てして来ました。「母、タツノさんと長い間、接してきた。何とかしてタツのさん想いを伝えたい」と申し出、私達からも「奧西さんにとって大きな励ましになる」と要請しましたが面会室での面会なら検討の余地があるが重篤指定であり、特別には認められないとの回答で残念至極でした。
● 主治医から親族に病状説明が有りました。血中酸素は100、血圧上109、下58、脈拍96呼吸拍は17と少し低め。少し貧血ぎみだが血圧の薬は前より少なくしている、心臓は強い。鎮静剤は昼は行わず夜のみで変わっていない。肺は黒くなってきて安定した状態だが人口呼吸器は外せない。容体は安定しているし質問に反応している。長期から床ずれが出来てきているのでエアーマットで工夫しているし皮膚科の先生に見てもらっているとのことでした。
 私の接してきた感想では、持ちこたえているが少しずつ体力が下がって来ているのではないかと思いました。ともかく早期に最高裁での再審・無罪への決定を切り開くこと以外にないと痛切に思うのです。こうした面会が奧西さんの生きる励まし、岡さんが「心の芯で、いい決定が出るよう頑張らなーあかん。みなさんが支えてくれているから・・・」と声を掛けておられましたが届くことを願いぬいています。
● 最高裁へ命ある今、署名7・3万を10万へ、要請ハガキ9千5百を2万へ、当面の9月20日の要請行動へ集中、さらに10月へ支援運動を広げ迫ること、「約束」ドラマの上映を劇場と自主上映で3万の現状を打破して4万、5万へ救援会の支部を基礎に広げぬくことが重要。岐阜での各地、各支部での取り組み、愛知でも地域から、岩倉に続いて稲沢、豊川、一宮、碧海など支部での取り組みが始まっています。明日の日弁連の上映とシンポの成功や滋賀県大津、千葉県の千葉、柏、九十九里、神奈川・西横浜などの成功を期して全国の波となることを願っています。私も可能な限り、訴えに出向くことを決意しています。(日程は出来るだけ早めに願います)
● アムネステイの堀浜直美さんから「アムネステイ日本支部でも七月、奧西さんの再審と釈放を求める最高裁へのハガキ行動のキャンペーンが取り組まれました」と伝えて下さいました。また、フランスのマギーさんから「あなたの勇気をたたえ闘いに勝利することを心から願っています。簡単な道でないことは良く知っていますが正義を回復するために、どうかくじけずに前進して下さい。遠いフランスで出来る限りのことをします」とのお手紙でした。
● 絵手紙で「回復を祈ります」「負けないで、長生きして」「くじけるな、命の炎燃やして」と。添えた手紙には「奧西さんに青い空を!署名を集めました。ハガキは10枚おくりました」「こんな人の真実が判らない、人情もない裁判官は絶対に許せない」「こんな司法は国を亡ぼす。人の命を守る司法をつくろう」など怒りと同情がビッシリと書かれています。         以上



無実の死刑囚・奧西勝さんを励ます絵手紙・面会人通信(8/30)

2013年8月29日 国民救援会愛知・中央本部顧問 特別面会人 稲生昌三

● 8/27最高裁要請行動には16名参加、署名を新たに約3千、計7万3千余、要請ハガキは、約3千増え、計9,505となった。(8/23現在)夏の条件もあったのか少しテンポが遅いのでは・・・今こそ、奧西さんの命ある今、不当な検察意見書に抗議、支援の集中が求められます。
 要請参加者から次々と発言と訴え。新たに出された(6/19)検察意見書は科学的な実証に到底絶えられるものではない、いたずらに不毛な化学論争の論議とせず、これ以上長引かせることなく、名古屋高裁の不当な取り消し、棄却決定を最高裁こそが正す責任がある。奧西勝さんが命を削りながらも再審・無実を訴えている姿をまともに受け止め良心と真実に応えて再審・釈放せよ。獄死はあり得ない。こんな事態をつくった司法のあり方に胸が引き裂かれる想いである。死刑判決から44年、司法の信頼の失墜の回復に最高裁こそが憲法と人道、事実と真実に向き合って応えよ。「約束」上映は国民に感動を与え、奧西さんへの支援と同情をますます大きくしている。この国民の声に向き合え。長期の有罪ありきの検察追随の司法は許せない、まして未だに証拠を隠して死刑維持は許せない、証拠の全面開示を行え、など厳しい要請行動となりました。次回の最高裁統一要請行動は9月20日、刑事は午前10時~さらに署名と要請ハガキを集中させましょう。何としても要請ハガキ2万へ、署名を10万へ、運動を広げましょう。「約束」上映と支援運動を結んでの全国の救援会の支部の奮起を願うのみです。劇場と自主上映で3万人近くになっています。これを4万、5万のさらなる上映運動に発展することを願っています。
 名張弁護団は合宿を行い、検察意見書と加藤晃一鑑定に科学的実証を持って、厳しく反論、無罪立証の意見書を9月末に提出することに集中しています。名古屋高裁・下山不当決定と検察の主張に辻褄を与えることを狙っての意見書です。不当・不公正な鑑定行為を行い、又してもの引き延ばしは許せません。これに批判の声を広げつつ、弁護団の反論主張を学習、これを力に、命を削っている奧西さん救出にさらに前進しましょう。
● 先回の面会から15日目、八王子医療刑務所に東京・落合さん、兵庫の磯野さんと訪れました。処遇主席から「特に変わりはありませんし新たな治療措置も有りません」との説明を受け病室へ入りますと目を動かして、先回よりもきちんと「奧西さんお元気ですか、判りますか」と声を掛けるとはっきりと頷いておられ、口を動かして応えておられました。今日は要請行動のことや弁護団の動き、支援運動のこと、妹の岡美代子さんがもう少し涼しくなったら来られますよとお話しますとちゃんと頷いて、私が手を握り腕をさすってお話しますと少し握り替えしていました。口の動きに「判りましたよ」「判りますよ」と(実際は判らない)何度も何度も応えておきました。 
 血中酸素は99~100、血圧上112、下64、脈拍は105、呼吸拍18~20、看護士が「今日は気分がいいのでしょう。呼びかけは判っていますよ」と説明して下さいました。別れ際に私が手を振りますとシーツの中で手を振って動かすのでビックリ、すでに防護服やゴム手袋、マスクや帽子も脱いでいましたのですが、飛んで行きさわろうとしましたが看守に止められてしまいました(防菌のため)。心臓や肺が強いことからか、生きる意志の力からか、今日の面会は久しぶりに嬉しくなってしまいました。絶対に、今、命を必死で維持しようと頑張っている姿に応え、一日も早く冤罪を晴らすためにやれることはすべてやり尽くさなければと強い想いを抱きました。
 次回は9月6日(金)午後1時、9月20日(金)午後2時の面会を予定しました。
● 絵手紙は気分の良いときには見せてくれているようです。みなさんの絵手紙の励ましが届くことを願って、ほぼ毎日2枚送っています。出来るだけ判るように写真も大判にして届けています。引き続き送って下さい。



無実の死刑囚・奧西勝さんを励ます絵手紙・面会人通信(7/6)

2013年7月5日 国民救援会愛知・中央本部顧問 特別面会人 稲生昌三

● 6月19~20日、「山場は2~3週間」との主治医の判断と通告後、2週間目が過ぎ3週間目を迎え、26日の面会でも意識は無く、何の反応も失っていた奧西勝さんの病状、その後はどうなっているのか、気が気でない日々。7月5日午前、八王子医療刑務所を尋ねました。
 磯貝処遇担当主席から事態の説明を受け、今後のことも打ち合わせをして来ました。「自己呼吸の力は更に少なくなっている。自己呼吸と人工呼吸器による酸素吸入が絡んでぶつかると本人が苦しむので鎮静剤の投与を行うことによって意識がなくなる。自己呼吸の力が弱くなっており酸素吸入の量を増やしている(30%を60%)が、鎮静剤は何とか減らす様にしている。」「声をかけると目を開ける時もある。鎮静剤が切れて来ているから反応をしている」「うなずいたり、目を開ける場合もあるがこれは良くなって来ているものとは云えない。」「山場の認識には変わりない」とのことでした。目立って悪くもなっていないが良くもなっていない状況にあると思いました。悪循環が心配です。命の火を灯し続けて欲しい、ここで負けては無念となります。
窓から病室の中を見ると目を開けておられます。「奧西さん、稲生です。面会に来ましたよ」
と声をかけると頷いて、「皆さんが支えていますよ、頑張って下さいね」と云うと「うんうん」と頷き、目をパチパチさせます。「岡さんや親族が心配しています。弁護団も面会に何度も来ていますよ。」と伝えますと頷いて何か言いたそう、口を動かします。腕をさすって手を握っていますと頷くときに少し握り替えしてくるようでした。19日以来、何の反応も失っていたので、この反応に思わず涙が滲んでしまいました。頑張れ頑張れ!まだまだだ!命あるうちの願いの実現へ!です。看護士が「伝わっていますよ、判っていますよ!」と私を励ましてくれました。
 6月14日付けでの「面会をお願いいします」の職員代筆の手紙が17日の夕刻に届きました。20日に岡美代子さんと面会に伺う予定がされていましたので丁度いいかと思いきや、19日の未明に2回目の危篤状態となって、この日の夕刻に飛んで行った時には意識も反応も有りませんでした。何となく悪かったとの想いがかすんでいましたが、今日、2週間ぶりに少しでもコミニケーションがとれたことで気が休まりました。「ともかく命の火を灯し続けて」の願いのみです。
 早速、岡美代子さんと鈴木泉団長に報告、意識が少しでも戻ったことを喜んでみえました。
 マスメデイア関係者が今日も大勢。奧西勝さんの想いとこんな事態となったことへの怒り、司法は一体何をやっているのか、最高裁は責任を果たせ!と訴えました。
● 午後、救援会中央本部に出かけ、今後のことについての打ち合わせを行い、5月17日の会議の合意の基本に立って、その後の弁護団や支援組織の方々の意見を含めて検討して、万全を期すことになりました。
 6月19日に最高裁へ検察「意見書」が提出されました。現在、弁護団としての検討が行われており、近々、何らかのコメントと対応が出されると思われます。支援運動は全力で最高裁に迫ることが現瞬間のたたかいです。怒りを込めて、要請ハガキと署名を積み上げましょう。2万5千余の観賞者となった「約束」ドラマの自主上映を司法への抗議と結んで、更に大きな運動として広げ抜くことが今後のたたかいの力となることを確信します。
 絵手紙をさらに意識が戻ることも願って、止めていましたが取りあえず再開して、今後の様子を見ることにしました。この間、意識が無くなって出した絵手紙が積み上げてあるだけとなっている状態で、看守からの申し出もあり、一時ストップしました。80枚程度手持ちとなっていますのできっと眺めてくれるのではないかとの想いから、最後までの励ましとして送ります。     以上   



無実の死刑囚・奧西勝さんを励ます絵手紙・面会人通信(6/28)

2013年6月26日 国民救援会愛知・中央本部顧問 特別面会人 稲生昌三

● 6月26日、最高裁への独自要請行動は13名が参加、新たな署名10,527筆を提出、総合計66,254筆、要請ハガキは5月中に新たに2,763枚、5月の到達は3,036枚。6月現在を集計すれば6千枚には成っていると判断できます。5~6月、「約束」ドラマ上映と結んで、奧西さんの命の危機に対応した全国の集中した支援世論の結集がかってない広がりとなっています。最高裁では小廷書記官に対して第一小法廷の櫻井裁判長に確実に届け伝えられたいと稲生、田中、滝下からの「上申書」を提出、全員から激しい抗議の要請が行われました。
 「奧西さんの命が失われる事態となるなら、司法による殺人に等しい」「新たな実験と主張を七月までに行うとの検察の意向は道理にあわず引き延ばしそのものであり、奧西さんの死を待っているのか」「全国から怒りと支援の声が湧き起こっている。この国民の強い良心の声を聞け」「どれほど繰り返して要請して来たか、即時、再審と釈放を決断せよ」など次々と迫りました。
 マスコミ各社も注目、最高裁要請と八王子医療刑務所での取材、放映、報道されました。
● 午後、一時に面会に入りました。先週の一九日~二〇日の面会から、「奧西さんの容態はどうなっているのだろう」「意識は回復しただろうか」などはやる想いでいっぱいでした。
 無念です、残念です。「奧西さん聞こえますか」何度も声をかけ、腕をさそり手のひらを握っても
反応は有りません。自己呼吸の力が弱く、気管からの人工酸素吸入を行っている。それ故、鎮静剤を使わざるを得ないから意識は戻らない。人工呼吸による酸素吸入は肺と心臓を固める結果と成って弱めることになる・・・悪循環からの脱出の方途は無いものか。唯々、祈る想いで面会を終えて来ましたが、この事態をつくった司法、裁判官に怒りで胸が引き裂かれる想いです。
 高齢からも、こうした事態となることをどれほど何回となく訴え、一日も早く再審の扉を開け、有罪ありきの不当極まる名古屋高裁の棄却決定を最高裁は正す責任が有ることを示し、正義と人権の立場に立つことを迫って来ました。弁護団は科学的な実証を示して名古屋高裁の推論によるでたらめな決定を弾劾する主張を行い、奧西さんの病状からも切迫していることを示して、早期の再審決定を求めて来ました。最高裁へ怒りの声の全力集中を。許すことが出来ません。
 山添村の妹・岡美代子さんに同行した先日の面会の際、「もし、兄が命を失うようなことになったら、裁判長に合わせて欲しい。特に、名古屋高裁の門野裁判長と下山裁判長にはどうしても会いたい。再審開始と刑の執行を停止した決定を無惨にも取り消し、棄却したことに言いたい。人殺しをやったんだ、人殺しと言いたい」と激しく述べていたことが脳裏から離れません。
● フランスのアムネステイの方から励ましの絵葉書とお手紙が何枚か送られて来ました。絵手紙は約五百枚余が送られています。皆さんの心からの支援と励ましに感謝申し上げます。
 残念ですが、以上の状況から一時ストップすることにいたします。
 再開が可能となれば、即、連絡をいたしますので、当面はお許し下さい。
● 鈴木泉弁護団長と岡美代子さんに早速、状況は報告しました。団長と二十八日にお会いして今後について意見交換します。このまま放置は出来ませんし容態が心配です。七月に入ったら早々に再度の面会に出かけたいと思っています。
 いよいよ、「約束」ドラマは日本全国の隅々に広げ、「この国の司法はこれで良いのか、日本の司法を問うたたかいと奧西さんの名誉の回復のたたかいに更に力を」と決意しないわけにはいきません。以上
                                                    


無実の死刑囚・奧西勝さんを励ます絵手紙、面会人通信(6/24)

2013年6月20日 国民救援会愛知・中央本部顧問 特別面会人 稲生昌三

● 「美代子だよ!目を開けて!声聞こえるか!よく頑張ってきたなー!もうちょっと頑張りやー!元気してやー!恵美と来たよー!」何度も何度も声を掛けても何の反応も有りません。目をつむって口を開けて呼吸はするが意識は無い様でした。私も「奧西さん、聞こえますか!飛んで来ましたよ!岡さんと恵美さんが来てますよ!判りますか!」と腕をさすっても手のひらを握っても反応は有りませんでした。無念の想いとこんな事態にした司法、国家権力に怒りが湧きます。
 19日の午前9時頃、山添村の妹の岡美代子さんと鈴木弁護団長から携帯に電話。「奧西さんの容態が今日の未明に急変、血中酸素が68%、血圧が50程度となった」と八王子医療刑務所から連絡があったとのこと、岡さんはお昼には発つとのこと、「行った方がいいか」と刑務所側に聞いたら「そうして下さい」と深刻な様子を伝えられたとのことでした。私もお昼に半田を発って新横浜で落ち合うことにしました。夕刻の6時頃に担当部長から説明を受けて面会しました。東京の落合さんや八王子の佐藤さんも心配して出向いて下さっていました。この日,岡さんらと一泊して20日の午前9時半に再度面会に出向きましたが残念ながら同じような状況でした。
● 19日の未明3時に血中酸素が70%(通常100%か98%)、血圧が50(通常100)と下がったので緊急措置が主治医によって執られた。これまでは「痰」が喉に溜まったが「肺」に今回は溜まった。人工呼吸器は肺や心臓を弱めるので自己呼吸に努め一旦は行なわない様にしていたが急遽、強制的に人工呼吸機で酸素吸入を行った。同時に心臓活性化の措置をとった結果、血中酸素も血圧も以前に戻り脱したと云えるとのことでした。レントゲン写真では左肺は真っ白で右肺は黒いが底の方が白くなっている様子。(親族の岡さんへの説明では「痰」がここに溜まっていたとのことでした。鎮静剤で昏睡、意識がないとのこと、依然として悪い状態だが今は安定しているとの説明がありました。
 6月14日付けで、私宛で奧西さんからの手紙が、17日の夕刻に届きました。職員代筆、「面会をお願いします」と記されていました。当初から6月20日に岡美代子さんに同行して面会に伺う予定でしたので丁度いいかもと思いましたが、それにしても「あれー、何か有ったのか」とびっくりしました。担当部長にお聞きすると「中味は要領を得ないが、至急に伝えたいことを想った」のか稲生の手紙を出して頷いていたので代筆で出したことが判りました。あれこれ推測しますが何故なのかは判りません。予定を急遽変えて19日の夕刻に出かけたわけです。
 ともかく、意識の回復を願い、以前の状態に戻ることを願いぬいて帰って来ました。悪化しないことを願わずにはおれません。鈴木団長が今日の午後3時頃に面会に出かけられており、一層、連絡を密にとって対応することとしました。
● 命ある内に、この最後の願い、「再審・無罪」「晴天白日、冤罪を晴らす」ことが出来ますよう
今は全力で最高裁に迫る以外に有りません。どうか、要請ハガキをどんどんと送って下さい。6月26日の最高裁要請行動に署名を積み上げ、奧西さんを救出する行動の成功へ集中をお願いいたします。仲代達矢さんの「冤罪を確信しています。奧西さんの命が失われることがあれば司法の殺人である」との怒りの声を今、集中する時ではないでしょうか。
 6月2日に長野・岡谷、6月7日に岐阜で、15日に高知で「約束」自主上映と「訴え」、28日には私の住む半田市でも行います。20分程度のトークですが、奧西さんの今を想い、死刑判決から44年余のたたかいを私の出来る限りの気力で訴えぬいています。全国の熱烈な支援の広がりを救援会と支援組織の皆さんが尽力されております。絶対に許せません。名張事件の真実は、どんな事態があろうとたたかいによって明らかにし、奧西さんの名誉の回復を果たさなければならない、この国の司法への怒りをもって決意しているところです。以上



無実の死刑囚・奧西勝さんを励ます絵手紙・面会人通信(6/4)

2013年6月3日 国民救援会愛知・中央本部顧問 特別面会人 稲生昌三

● 長野・岡谷で泊まって6月3日の午前、八王子へ。先月の面会から「手術後の熱は出ていないか」「持ち直したが回復に向かっているか」「声が出ないことに苦慮していないか」など心配なことが多々あって、面会に早く行かねばと伺いました。
 病室の窓から見ますと目を開けてぼんやり何かを眺めている様子、血圧計や心拍計は正常の様、担当官が「稲生さんが面会だよ」と声を掛けるとはっと振り向いて両手を差し出して来るので、握り返して腕などをさそって挨拶。「奧西さん、判りますね。声でなくてもいい、答えて下さいね」と云うと「ウンウン」とうなずくので私の声は届いていることが判りました。
 「熱は出ませんか」と云うとウンウン。「痛いところがありますか」と聞くと横に顔を振り、「声が出ないことに困っていませんか」と聞くとジーッと眺めて口を動かすが何と言っているのか判らない。「疲れていませんか」と聞くと頷いて見えました。
 今、最高裁へ「躊躇すること無く直ちに再審開始決定をと迫っていますよ。」そのために二万余の要請ハガキに集中しています。「約束」の上映は観客二万余なって、奧西さんへの同情と支援、裁判所(官)への怒りの声がわき起こっていますよ。昨日は長野・岡谷で百四十名近い人に訴えましたよ。弁護団は全力で支えています。支援の方も全国の皆さんが支えていますよ!と伝えますと両手を強く握り返してこられました。今日の手は暖たかく感じました。
● 処遇部長に気管切開と酸素吸入の手術の経過を尋ねましたが「特に問題はない」との回答、一日の奧西さんの生活リズムを聴くと「窓の明かりで夜明けや夕刻は判っている様子だが、一日のリズムは、その日その日で、夜中に目を覚ましたり、昼でも眠っていたりで相当に狂っている様子」とのこと、「ボードによる伝達は気力と神経を集中しないと無理で、少し行うと疲れてしまってやれていないので行っていない、声の出ないことは判っている様だ」とのこと、「声が出ないことにどんな心境でしょうか」と尋ねるが「いらいらしている感」はあるがそれ以上は判らないとのことでした。それでも奇跡的に持ち直したことに安心、少しでも回復に向かって欲しいと願うのみです。7~8分か、そろそろ終えて下さいという。やはり握った手を離さない、手を振って別れようとすると手のひらに合わせて来て、なかなか離すことが出来ませんでした。
● 妹・岡美代子さんから、「手術後が心配、大分の間、出かけてないから」と面会に中旬に行きたいとの連絡があり、様子が判らないから同行して欲しいとのこと、ご一緒することにしました。私の予定は6月26日の最高裁独自要請行動が終わって面会に伺う予定でしたが、また、近々に出かけることにしました。
 絵手紙や差し入れした写真ブックなどは見ているとのこと、気持ちが折れないように、ともかく送り続けています。看守の方が「待っているようですよ」と云っていました。
● 6月7日に岐阜県図書館で3回の「約束」上映会、15日には高知での上映会2回に訴えに
出かけます。奧西さんの病状や近況の報告に皆さんが「どうなって見えますか」と心配と切迫感をもっておられます。また、「約束」の原作に大変な関心が高く、普及・販売に立ち寄って下さいます。そしてドラマの感動とともに最高裁の現状と冤罪への怒りが湧き起こっています。要請ハガキをその場から出して下さいます。更に二万から三万名の上映へ、劇場上映は終えてきており、この感動の波を、地域から、救援会の支部が主体(複数・合同も)となっての自主上映へ、草の根の広がりがいよいよ重要です。私も可能な限り訴え(トーク)に、奧西さんの姿を伝えたく出向きたいと思っています。以上
                                                



無実の死刑囚・奧西勝さんを励ます絵手紙・面会人通信(5/23)

2013年5月22日 国民救援会愛知・中央本部顧問 特別面会人 稲生昌三
 
● 奇跡的に持ち直しをした奧西勝さん!5月17日に面会して意識もはっきり、良かった、良かったと感動しましたが、数日たつと「気管へ直接の人工酸素吸入は辛いかも知れない、熱は出ていないか、声も出せない新たな事態に戸惑っていないか、手術は苦痛ではなかったか」、日々
考えてしまいます。その後はどうなっているか、悪化していないか、良くなっているのだろうか。
 5月22日の午前、前日、東京・日比谷での「約束」上映とトークで「どうか、奧西さんを救って下さい。そして、この国の司法・裁判のあり方をご一緒に考えて下さい」と訴え、この訴えは届いたのでは、要請ハガキや署名が次々、原作本も一気に普及、握手、握手の激励を頂き、出向いて来たことに確信することが出来ました。一泊して八王子医療刑務所に出掛けました。
● 個室の病室の窓から奧西さんを眺めると、眼は開けているが、空を眺めている様子、「奧西さん、元気ですか、判りますか」と声を掛けるが応えがない。「えー、どうしたの」、担当の庶務の看守に聞くと「今日は微熱があるよう、眠いのではないか」という。再度、声を掛けると眼をぱっちり、ジーと眺めて、「うん、うん」と頷き、両手を握ってきます。声は出ない、口を動かしては動かし、必死に何かを伝えたい様子だが声はない。口の動きでは判りようがない。何度も聞き直すが応えられない。本当に申し訳ない気がしました。
 「あいうえお、かきくけこ・・・」のボードを看守から借りて、手にとって、問いかけるがジーと眺めて、使えるわけでもない。口を動かし「よ・ろ・し・く」は判るがそれ以上は判らない。私の方に焦燥感が募る。これでは面会に来て、替えって奧西さんにとっても焦燥、身体に良くはないのではないか・・・新たな事態に成りはしないか、声の出せない深刻さを背負ってしまうのではないか、どう対応したら良いか、担当官や専門家に相談、私が応えられるようにするにはどうしたらいいのか至急検討する必要を思い知らされました。今日は応え切れないもどかしさ、少し後ろ暗い想いで、早々に手を振り合って別れて来ました。
●    「約束」の紹介パンフレットを差し入れて来ました。全国で一般劇場上映は次第に終わり、い
よいよ、自主上映に移ろうとしています。きっと、約2万名近い鑑賞者になって来ているのではないか。全国の上映運動とトーク、訴えと結んで最高裁へ直ちに再審と釈放を求める要請ハガキと署名の新たな広がりが始まりました。この画期的な運動の展開を奧西さんに伝えました。「うん、うん」と頷き、両手を強く握って来ます。何としても最高裁を動かさねばとの決意を新たにしました。「死刑囚の半世紀」岩波書店の原作の普及にもっと力を入れたいと思いました。
● 絵手紙は再開しました。まだ、きちんと見ているようではありませんが、支援の声、支えていますよとの励ましとして送ることにします。是非、引き続きお願い致します。きっと、変わらぬ支援の絵手紙を見て励ましになって行くと思います。
 フランスのアムネステイーの方にも奧西さんの病状は伝えられています。シルビアさんから「奧西さんの闘いに共感しています。こうして消息を知ることができ、また、奧西さんにも私たちの手紙を受け取って頂けて大きな喜びです。」とのコメントが寄せられました。
● 6月2日(日)に長野・岡谷の3回の「約束」自主上映にトーク・訴えに出かけ、翌、3日にその足で面会に行く予定です。それまでに、声を失った奧西さんにどう対応すべきか、専門家などのアドバイスを得て、面会が安心の面会に出来るよう工夫して出かけたいと思います。  以上



無実の死刑囚・奧西勝さんを励ます絵手紙・面会人通信(5/22)

2013年5月17日 国民救援会愛知・中央本部顧問 特別面会人 稲生昌三

●「奧西さん、稲生です、判りますね」の声に、目を開けて嬉しそうな笑顔で「うん、うん」と頷く。「奧西さん、本当によく頑張りましたね」と声をかけ、思わず胸が躍ってきて拍手をしてしまうと、笑顔で奧西さんが拍手をして応えてくれました。そして必死に声を出そうとして口を動かすが声は出ない。それでも「皆さんによろしく」という動かしのよう、応えてくれました。(5月9日、喉仏下の切開と人工呼吸器からの酸素吸入に1・5センチほどの管を気管に直接届ける手術、今後も声は出せない。喉仏に空気が流れないから声も出せないし声の調節も出来ません)思わず感激の涙が滲み出る。良かったです。命の一条の光が浮かび上がった様でした。
 4日前から集中治療室から以前と同じ個室の病室に移っていました。2日からずーと人工呼吸器による酸素吸入を口から入れていたので、唇の右側に血液が滲み腫れて痛そうで口を半開きにしていました。両手を握り合って、何度も何度も握り替えして、嬉しそう、昔の男性で表情をあまり変えないことが男のあり方の様な奧西さんを面会の度に感じてきた由、こんな病状の中でも照れそうに笑顔を現すなんて!とにかく奇跡的にもち直した姿に感動しました。
 「あいうえお、かきくけこ・・・」ボードの字を指さして、言葉の意志を伝える訓練が始まっているようで、試みたが3文字で疲れて中止した様子、今後、少しずつ増やして、日常の伝達が出来るようにするとの担当者、看護士のお話に嬉しくなってしまいました。

●「約束」の仲代達也さんが屋上の運動場で「死んでたまるか、負けてなるか」と叫んだ姿が想い出されて来ます。「奧西さん、皆さんが支えていますよ。」「岡さんや親族の方に、弁護団や支援者の方に伝えますよ」と励まし、「頑張って下さい、頑張って下さい」とまた云ってしまいました。耐性菌をもつ肺炎、そして、八王子へ移送されて1年、一旦は危篤状態と言われた病状にいつまた困難が現れるか知れません。気管へ痛々しい管を差し入れている状態は更に身体に新たな負担を与えるやもしれません。87歳の老体の身にはとても重い事態にあります。
 一般の病院であれば、身内の方や介護者が終日付き添いして励ましたりも出来ましょう、ベットで一人になったら、様々な想いが募って来ましょう、「心がなえたり、気持ちが折れたらいけない」との想いで手を振り合って、東京・日比谷の「約束」自主上映会のトークに参加、翌日の5月22日、午前中に面会に出かけてくることを約束して別れて来ました。

● 5月17日、最高裁への統一要請行動に参加、私自身の面会人としての「上申書」を提出、
参加者の皆さんと「一日も早く再審と釈放を」「奧西さんが命ある内に」「国家の犯罪だ、司法が人殺しとなって良いのか」「約束の鑑賞者は1万5千余、この人々の良心に応えよ」「署名は5万6千余、日本中からの良識の声、人道と人権の声を直視せよ」との訴えをしました。
 「約束」上映とトークでは、続いて16日に愛知、18日に東京・立川で訴えました。東京…日比谷、そして長野・岡谷、高知に近々、お邪魔します。奧西さんのこの近況を伝えることが出来るのは、重症指定されて面会できる私の責任との想いです。可能な限り訴えに出かけねばと奧西さんの姿を見る度に強くなります。今、全国からの要請ハガキと署名の集中、あらゆる行動が求められています。
 20日を中心とする白鳥決定を受け継ぎ実現する全国一斉の宣伝・署名行動を成功させましょう。私も20日、名古屋三越デパート前に参加します。

● 絵手紙を一時ストップしてきましたが、今日から再開します。きっとストップして淋しくなっておりはしないか、もう眺め見てくれると思います。                    以上 



無実の死刑囚・奧西勝さんを励ます絵手紙・面会人通信(5/13) 

2013年5月10日 奥民救援会愛知・中央本部顧問 特別面会人 稲生昌三

●5月2日の夕刻に奧西勝さんから手紙が届きました。先の面会と差し入れへのお礼を職員の代筆、署名のみは本人でしたがとても読める字ではなく、今、想うと不安がよぎるものでした。「少しづつリハビリ」のつもりの約束した努力の姿でした。(消印は30日、29日に書かれたもの)

●この5月2日の深夜、11時頃、鈴木弁護団長から携帯に、奧西さんが「危篤状態」との連絡。「朝一番で八王子へ行く」と伝え、関係者に深夜、連絡を行いました。
 翌、午前9時に八王子医療刑務所についた時にはすでに小池・野嶋弁護士が医務部長らからの説明を受け面会。その後すぐ、2Fの個室病室から3Fの集中治療室に移されて人工呼吸器で口から酸素吸入を受け、目を閉じ、意識の無い状態の奧西さんに私と古橋弁護士が面会、「奧西さん、稲生です、判りますか」と声を掛けましたが、瞼と手を少し動かす反応以外は有りませんでした。正午近くに奈良・山添村から飛んで来た妹・岡美代子さんと娘さんが面会、同じ報告でした。医務部長らから説明を受けた小池・野嶋弁護士の報告によれば、4月29日の夜か30日の早朝かに、負担が重いのか痛いのか、自分の手で、右首の静脈に入れているカテーテルを抜き取ったことが判り、措置がとられたとのこと。前後に夜になると眠れない、記憶がないなど精神的な障害が現れていた様子。5月1日から鎮静剤を投与、2日の夕刻からか多く出る様になった痰がつまり軽度の窒息状態となり、呼吸困難、血圧や脈の低下、危篤状態に至ったので連絡を行った。急遽、痰を吸引、口から人工呼吸器で酸素を送り、少しずつ持ち直し、血圧も呼吸も戻って来た、初期は人工呼吸の反応も悪い状態が有ったが持ち直し、鎮静剤は無くしたとのこと。しかし、長期に人工呼吸をこのまま続けると心臓と肺に負担がかかることになり、続けられない,一週間か十日か続け、喉仏と胸骨の間を切開し、直接に気管に酸素を送る手術を行うことになるとのことでした。(この手術を行うと声は出なくなる)

●9日、午後2時半から手術を行うとの連絡が鈴木団長にあり、急遽、八王子に出かけられ、主治医からこの間の経緯や手術内容、病状など詳細な説明がされ、午後8時、記者会見をもって公表されました。(詳細は別紙、マスコミ報道など) 私も同席し、この間の状況を報告しつつ、危機的な状況からは持ち直したが予断を許さないこと、八王子医療刑務所に移送されて1年になろうとして「時間はそんなに無い」ことを訴えて来たこと、奧西さんの必死の叫びに応え、「再審・無実を一日も早く」「最高裁は躊躇することなく決定を」求めるため、全国から要請ハガキの集中と5万の署名を10万へ、「約束」の上映は1,5万人近くが観賞、自主上映と劇場上映を広げ、怒りと感動をさらに国民的な規模に、白鳥決定記念の20日、再審・えん罪全国宣伝行動の成功などに取り組むことを説明しました。

●10日、一番で八王子に出かけ、9時半に面会しました。「奧西さん、稲生ですよ、奧西さん」と声をかけると、目を開けて頷く様子に胸が熱くなり、再度、「頑張って!奧西さん、稲生です」と声を掛け、両の手を握り反応を確かめましたが反応は有りませんでした。負担になってはいけないと打ち切り、看護士に「意識はどうでしょう、判ったでしょうか」と聞きますと「反応は少しは判った」のではというが不安、手術後、わずかですから回復を願いぬいて面会を終えました。
 埼玉・浦和で「約束」自主上映会、3回上映で約8百名近くか、「今、面会してここに」「危篤状態」から持ち直した感、何と心臓や腎臓、肺が丈夫か、必死の願い実現へ支援を訴え、予断を許さない事態に、支援の集中を呼びかけました。心から「気持ちが折れてはいけない」「支援の支えを今こそ」と願わざるをえません。

●絵手紙などは残念ですが一時ストップ、5月17日、最高裁要請と面会を行い、再開をしたいと思います。きっと、事態の打開への道が開かれるとの想いで・・・         以上



無実の死刑囚・奥西勝さんを励ます絵手紙・面会人通信 (3/9)

2013年3月9日 国民救援会愛知・中央本部顧問 特別面会人 稲生昌三

● 東京「約束」上映・ユーロスペースでの舞台トーク、3月9日の出演を兼ねて、8日に八王子医療刑務所2階の病室へ面会のために訪れました。
 「奥西さん、東海テレビの「約束」ドラマ、東京に続いて2日から名古屋、30日から大阪など全国での映画館で上映が開始されましたよ!東京も名古屋も平日も含めて盛況の様子、きっとすべての都道府県での上映になりますよ」「感動と名張事件の姿が全国に広がり、共感と支援の世論が新たに広がりますよ」「戦後の大きな謀略事件「松川事件」、山口県のえん罪、「八海事件」の「真昼の暗黒」という映画の上映がその後の無罪に繋がる一つとなったんですよ」とお伝えし、東海テレビの門脇さんから託された「死刑囚の半世紀」、岩波書店の発刊本が「約束」の原作、差し入れをしてきました。この「著書」と「約束」のDVDは妹・岡美代子さんや家族の方にも届けています。また、名張弁護団から2月28日に最高裁・調査官と裁判官に上申書として提出されました。「有り難う。わしも読んで見る」とのご返事で、少しびっくり、「無理をしないように、体調が良くなったらでいい」と伝え、舞台あいさつには俳優、仲代達矢さん、樹木希林さん、天野鎮雄さん、弁護団の鈴木泉団長や野嶋弁護士もお話しされ、私も明日、行いますと伝えてきました。きっと「全国上映」や各地の「試写会と学習集会」「自主上映と支援集会」などが折り重なって、かってない広く大きな支援の輪が巻き起こることになるでしょうと励ましをしてきました。
「お元気ですか、変わりありませんか」一ヶ月ぶりの面会。「変わりない。心配かけちゃって
いる。熱もそんなに出ていない」とのことでした。処遇部長と看守から「特段の変化はないようです。今日、鈴木弁護団長が午前に面会に来られた。数日前から裁判のことで本人が至急にとのこと連絡をした」のでと云う。やはり「わしは一人になってはいない」との想いが募っておられるようで、余程悔しいのでしょう、事件の公民館に女性二名と三人で行って一人が雑巾を取りに帰たんだとの記憶と主張をベットの中で強く想い続けているのです。再度のまたの訴えを必死でされていることを改めて痛感しました。「弁護団は十分判っていますよ」と説明しておきました。
 今日も両手をお互い握っての面会で「こんなに冷たい手」と思った九月の面会に比べ暖かい手でした。握りあっていますと容体の変化の一部が判ります、握る強さで奥西さんの想いが伝わってきます。この意を伝えるために手のひらに力が入ります。
● 今日は、10日に東京で行われる袴田巌・死刑囚の七七歳の誕生行動への奥西さんのメッセージ、3月28日に開催される名古屋での「待ったなし、再審を求める」大集会へのメッセージの説明ですぐに制限時間の5分が過ぎてしまいました。
 弱ったなーと思いましたが、10分くらいで「そろそろ」と云うので、話を止めざるを得ません。お互いに手を振りながら、今度は3月22日の午後、最高裁への要請行動が終わって面会に伺うことを伝えて別れて来ました。
 6日、名古屋高裁刑事一部が又しても「福井女子中学生殺人事件」前川さんの再審開始決定を棄却、鹿児島地裁が大崎事件の原口さんの再審請求を棄却する許し難い決定を行いました。
足利事件の菅家さんや布川事件の桜井・杉山さんの再審・無罪に「わしも続きたい、あやかりたい」と喜んだ姿を思い出して「悪い知らせは伝えにくい、どう、伝えようか」と悩んでいました。時間が無くなったことにかまけてしまいました。(次回には伝えたいと思います)
● 東京・ユーロスペース上映館でのトークで奥西さんの近況と想いをお話して「死刑囚の半世紀」を紹介、署名も沢山、著書も15冊を普及することが出来ました。上映運動や支援運動と結んで、この著書の普及が大事で私は60冊余を普及しましたが今後も続けます。  以上
                                                  

無実の死刑囚、奥西勝さんを励ます絵手紙・面会人通信 (2/4)

2013年2月 4日(月) 国民救援会愛知・中央本部顧問 特別面会人 稲生昌三

● 「奥西さん、1月14日、87歳の誕生行動が全国で行われ、最高裁は直ちに検察異議を棄却、再審開始と釈放を行えと各地で訴えが広げられましたよ」(名古屋では120名余の参加、雨の中パネル87枚かざしてなど)、「1月末に、検察がまた引き延ばしの上申書を提出(7月までに検察意見書を出すなど)、弁護団は、直ちに2月1日、最高裁へ検察のこの不当性を批判し奥西さんの病状をして速やかに決定を出すことが正義にかなう」との意見書を出したこと、「支援運動は抗議の声を上げます。」と伝えました。1月18日の最高裁要請行動で約4千の署名が提出され3万3千余、2月は15日にまた提出、要請は連続していることを伝えると「ありがとう。日々、決定を待っている。」とお礼が伝えられました。「東海テレビ製作の「約束」の全国上映がいよいよ、東京から全国へ開始されます。松川事件や八海事件の無実も映画が作られ、全国で上映されたことが大きな力となって切り開かれたんですよ」と伝えると頷いて見えました。岩波書店から斉藤、門脇共著の「同名・・・ある死刑囚の生涯」の本が2千円で発刊され、2月15日から発売されます。発刊されたら届けることを約束してきました。
 私の住む半田市ではノロウイルスとインフルエンザが流行、学校閉鎖や休校、子供達は弁当持参です。面会して奥西さんに感染させるようなことが有ればいけないかと面会を延期した方が良いかとも思いましたが1月7日以来、1ヶ月、待っているかもと、今日、面会してきました。アルコール消毒に念を入れて、マスク、ゴム製の手袋、帽子、防用着を着ての面会は変わりありません。今日は暦の上では「立春」、八王子も幸い数日の寒さが和らいだ暖かい日でした。きっと、春になったら妹・岡美代子さんも面会にこられますよと励ましをしてきました。
● 「お元気ですか。変わりありませんか」「年賀状の当たりくじのNO、よく見て当てて下さい」と番号表のチラシを渡して来ました。 この間、フランスのアムネスティーの方達から、「87歳誕生日おめでとう。私達はあなたの健康が回復され、正義のあなたの願いが実現されることを願い、日本の友人を通じて支援を訴えています。」(要旨)がフランスの絵葉書とともに寄せられ、届けて来ましたが、今日は「折り紙」も届け、お伝えしてきました。「遠いフランスの方からの支援に感謝します。身体の自由は失っていますが、晴れて無実の願いを実現したい」との返事でした。
● 奥西さんの体調は基本的には「耐性菌」による「誤燕性肺炎」で「喉頭蓋の不調」により、口から食をとることが出来ず、点滴で「抗生物質と栄養剤」のみで命を繋いでいる状態は変わりありません。それだけに、その日、その週で体調が良い日と発熱が起こったり体調が良くない日があったりしている様子です。八ヶ月余、ベッドに横たわっている日々から、膝と足首が固まってきて痛みを訴えている状態が続いています。
 今日は比較的体調が良かったのか、顔色も良く、話もスムースに出来、リモコンで自分からベットを起こしての面会でした。先月、一月の時に比べ少し安心しました。1月21日に鈴木弁護団長と新人・三名の弁護士選任届けで会えたこと、その後、新人弁護士が面会に来てくれたことも述べて見えました。昨年九月の面会時の手の冷たさにびっくりしましたが今日は暖かくしっかりされていました。何時も面会しますと両の手をお互いに握り合ってお話し、別れるときは両手をお互いに振り合っています。親族の方に「少しづつ良くなって来た。頑張っているから」との伝言もありました。
 何とか名古屋拘置所では毎月二回の面会を続けて来ましたが、八王子では一回が現状では精一杯です。(財政的にも) 一日も早い、最高裁での再審・無罪の一歩が開かれることを願って別れて来ました。次回は3月8日の面会を予定しています。        以上




バックナンバー【2012年】

無実の死刑囚、奥西勝さんを励ます絵手紙・面会人通信 (12/12) 

2012年12月11日(火) 国民救援会愛知・中央本部顧問 面会人 稲生昌三

● 何時も面会の際に、「奥西さん、頑張って下さい」と言葉を掛ける。しかし、これ以上何を頑張れと云うのか。何時も想う。一審無罪、再審開始と刑の執行停止決定、この間、王冠歯型・虚偽鑑定の暴露(第5次)、犯行不可能と記録された中西署長の捜査ノート(第6次)、毒物はニッカリンTではないとの実証の数々(第7次)、事件から51年余、死刑判決から43年、(実に48年の獄舎)、人生を翻弄し無実の叫びを切り捨ててきた検察と司法、今、八王子医療刑務所の臨床個室で重篤指定を受け、声も十分出せない、今後も一切の水も食べ物も口を通せないであろう、生死をかけてえん罪を晴らしたいと叫んでいる、87歳になろうとするご老人。それでも裁判官に判って欲しいと訴え、耐えぬいて来た奥西さんに、まだ「耐えて頑張って」と云わねばならないのか。・・・この非業は誰の仕業か。これ以上どんな励ましの言葉を必要とするのか。同情と怒りが胸にがーと浮かんでくる。それでも面会の際には必ず「頑張って下さい。最高裁で必ず再審・無罪を切り開きましょう」と堅い握手をして別れなければなりませんでした。
 今年、最後となります。12月11日、最高裁への要請行動で想いをぶつけて、午後、田中・落合面会人とも同行で面会をしてきました。
● 面会時間は重篤指定者で5分制限、ほとんど何も語り合うことも出来ません。「大分良くなってきたから、衣服が欲しい、パッチと暖かい下着、セーター、カーデガンが欲しい」と言う。リモコンを使ってベットを起こし、手すりをもって起きようとするので、「奥西さん、ダメダメ、無理はいけない」と制止、処遇部長が「無理云っちゃーいかん。差し入れてもらっても今は着れないよ、貸与のものしかだめ」とたしなめの場面。「寒ければスチームで暖かくするから」とその場から担当看守に「奥西さんが希望したら温度を上げるように」との指示を行っていました。処遇部長から「主治医に相談したが、MRS(耐性菌のことか)のまだ反応があること、肘、足が動かず痛がっている。出来れば面会人の方にも面会をしてもらっていいのだが・・・まだ無理」との回答。奥西さんから「レントゲンでは肺の陰もなく真っ白、良くなって来た。起きたい」の言葉でした。先日も「わしは一人になっていない」との訴えにびっくり、早く重篤指定が解除されることを願うばかりでした。 
● 「弁護団はいよいよ、新たな実験での実証を行い毒物に関する名古屋高裁の再審を棄却した推論と勝手な解釈に明確な反論の主張を行いますよ、到底、奥西さんが犯人たり得ない状況証拠の補充意見書も出しますよ」と伝え、支援運動もこれを学び、無実の確信を身につけ、5月25日の不当決定1年以内に」と迫りますと決意を伝えました。1月14日、87歳誕生行動の成功や東京、名古屋、大阪などをかわきりに全国の主要都市での「約束」の上映運動と支援運動を結んで(私の住む半田市で12月1日に試写会・支援集会が80名の参加で成功したことも伝え)、大きく山場を切り開く構えであることを伝えて来ました。また署名を早期に5万突破(今日、約3万に到達)をつくり、新たに要請ハガキの集中を行うことも伝えておきました。 
  鈴木弁護団長や野嶋、伊藤弁護士、小林、河合弁護士など年内に面会に来ること、私は新年、1月7日、次回面会に来ることを約束して別れて来ました。親族の方には「大分良くなって来た」ことを伝えてくれとの希望に即刻応えておきました。
● 「絵手紙年賀状」を今年もとお願いしましたら、もう、30枚が届きました。クリスマスには希望を持ってと6枚寄せられました。2012年11日現在で絵手紙は1、100枚余、年末には1,200枚ともなるでしょう。この一年は奥西さんにとっては大変な年でした。少しでもと、心の安らぎと支えとなった絵手紙を届けて下さったみなさん、本当に有り難うございました。また、切手も添えて下さって心よりお礼申し上げます。引き続き「絵手紙」を新年からもお願いします。文章多々の手紙にしないように。刑務所側から注意がありましたのでお伝えします。        

無実の死刑囚、奥西勝さんを励ます絵手紙・面会人通信(10/26)

2012年10月26日 国民救援会愛知・中央本部顧問 面会人 稲生昌三

● よほどの悔しさなのでしょうか、強く想いこんで必死で伝えたいのでしょうか、10月25日の午前、面会に伺い、「お元気ですか、変わりありませんか、少し良くなって平熱が続いているご様子は親族、弁護団や支援者の皆さんにもお伝えしましたよ、良くなったら手紙も出すからとも伝えましたよ」と挨拶しますと始めから「一人になったことはない。村の公民館へ清酒とブドウ酒を運んだのは3名で行った、一人が雑巾を取りに行ったのであって、一人にはなっていない」「IとSの最初の供述調書があるはず・・・」と12日の面会時と同じように語る。のどに痰がたまると吐いてはティシュでふき取っては又述べる。「判ってますよ、弁護団も十分判ってますからね」と聞き役に回りましたが看守が「そろそろ時間」と指示してからも、かなり長く述べ続けておられました。臨床個室のベットで、ジーッと想いにふけっての言葉でしょうか。私も思わず、この長期にわたる人生と身の自由を失った命、こうまで翻弄を続けてきた司法と検察への怒りが沸き起こらずにはおられませんでした。改めて時間との競争を想い知らされました。
● 八王子は夏は暑く、冬は底冷えする地とか。涼しさより寒さが増して、これから秋から冬へ足早に日々は進む。「暖房などはどうなっているのですか」と責任者の方に尋ねますと「オイルヒーターを付けた。18度以上20度ぐらいに保っている」とのこと、今後、環境についての万全も重要になってくると思います。「足首と膝が痛む」様子で湿布剤を使っているとのこと、「担当医に遠慮せずにきちんと訴える」ことを話し、看守にも対応を要請して、「痰が一番怖いから吸引を常時、万全に」と求めてきました。
 面会時は感染症対応の措置で行い、病状も特に変化はなく安定した様子で安心しました。
● アムネスティー・フランスのグループの方、クリスチァーヌさんからのお手紙が届きました。「親愛なる奥西さんへ、私達はあなたの病状を知って心配しています。快方に向かっていることを希望するばかりです。あなたのフランスの友達がみんなであなたのことを想っています。お葉書を頂いてとても嬉しかったです。ありがとうございました。私達の友情を信じて下さい。真実への確信を持っていて下さい。光は必ず暗闇に勝ちます。友情をこめて」でした。奥西さんにお手紙をし、面会で伝えました。「遠いフランスからの励ましありがとう。一日も早くと頑張る。」とのメッセージを伝えてくれとの返事でした。また、絵手紙の皆さんへもお礼がありました。
● 最高裁へ弁護団は万全の努力を重ねていること、支援運動では年内5万署名や「約束」ドラマの上映が2月~全国で始まること、名張・袴田事件の再審へ全国的な宣伝や集中行動、新年1月14日は87歳、今年も大宣伝行動をやるよ、愛知では11月29日に守る会の総会や再度のオルグ活動などに取り組むことも伝えてきました。
● 自分から手を差し出して握り合い、想いを伝えたいのか強く握り返してくる。「一人になっていない。何と云われようがやっていない」との訴えには握る力が一杯でした。中々離さないので時間に急かされてしまいました。
 野嶋弁護士の面会を喜んで見えました。東京や名古屋拘置所での面会人に早く会いたいとも。車椅子での面会が出来るようになれば会える、現状のルールは判っておられました。
 次回の予定は11月28日と12月11日か、最高裁への要請行動後、必ず来ると約束して、手を振り合って別れて来ました。

無実の死刑囚、奥西勝さんを励ます絵手紙・面会人通信(9/12)

2012年9月12日 国民救援会愛知県本部副会長・面会人 稲生昌三

● 弁護団で面会した方からの近況報告は「変わりなく、小康状態で、平熱が続いている」旨の様子で安心しました。最近の弁護団の活動や支援運動の様子、マスコミの報道、特に9月10日の「死刑宣告43年目の大宣伝行動」の写真を5枚添えて(愛知では9日に行った)、奥西勝さんへお手紙を送り、9月26日(水)午後に面会に伺うことをお伝えしました。
 「待っていて下さい。お元気で頑張っていて下さい」とお伝えしつつ、妹・岡さんや孫娘の様子や「早く回復を願っています」との伝言を添えてお手紙をしました。
● 8月31日の最高裁への要請行動に25名が参加、17名しか要請団として入ることが出来ずでしたが署名は新たに6千8百を提出、合計で11,847筆となったこと、次回は9月26日、続いて10月12日(金)に要請行動が行われることなどもお伝えしました。
  名古屋栄の中心街に50名余の支援者が参加、小雨も一時降り出しましたが元気よく宣伝、署名行動を繰り広げました。夕刻にはテレビ放映もされました。
 「一審は無罪、名古屋高裁が9月10日、逆転死刑判決を行ってから43年。人生を翻弄し続けた司法の暗闇に怒りを込めて抗議、一日も早く最高裁は再審開始を決定、釈放せよ」「名古屋高裁の5月25日の差し戻し審における不当決定は科学的知見を無視した推論によるもの、およそ司法判断ではなかい。誤判を厳しく正せ」「奥西勝さんは86歳、5月から肺炎を発症、今や命との競争、直ちに再審・無罪を」「検察は隠しもつ証拠の全面的な開示を行え。証拠を隠して死刑維持は許されない」「最高裁へ署名を集中、支援の世論のお力を・・・」と次々と訴えました。
● 弁護団は9月上旬に最高裁へ「証拠の全面開示申し立て」を行いました。年内、一日も早く
毒物に関する新たな実験にたって名古屋高裁の不当決定を科学的に糾弾、論破する意見書を提出するとともに、その他、状況証拠など反論の主張も行うために、日夜、集中して準備していることを記者会見しました。名古屋高裁・下山裁判長の棄却決定は2重・3重の不当決定でした。最高裁が差し戻したのは再審開始を取り消した決定に誤りの可能性があり、社会正義に反するとして取り消し、科学的な知見に基づく再審議を行うことを求めたもの。鑑定結果は弁護団の主張どうりの結果となりました。それを検察も主張していない鑑定人も説明出来ないことを、裁判官が推論に推論を重ねて、およそ科学的知見に反する決定を行ったものです。
 最高裁は道理にたって、この誤った決定を正す責任がある。それで無ければ司法は死んだと云われても仕方がない。人権の最後の砦の役割を果たすのか放棄するのかが問われているのです。弁護団の提出した特別抗告申立書は、理を尽くして不当決定に対して迫っているものです。どうかこの弁護団の主張の正ししさを学び、確信にすることをお願い致します。
● 国民救援会中央本部は来る10月11日午後、「死刑再審事件・名張・袴田2事件の再審勝
利のための全国活動者会議」を東京で開催、11月2日には全国的な一斉宣伝行動や各5万人署名の年内突破を呼びかけています。 
  また、東海テレビ製作ドラマ「約束」の上映運動が年内、新春と全国的に具体化されて来ます。この新たな武器を活用しての支援運動の盛り上げを成功させましょう。
● 絵手紙運動参加の皆さんに署名のご協力を訴えました。次々に署名を送って頂き心からお礼を申し上げます。絵手紙も引き続きお願い致します。奥西さんは病床にあって絵手紙を心待ちにされています。さらには切手を添えて下さって本当に有り難うございます。財政困難なおり、皆さんのお力添えに心から感謝申し上げます。                      以上

無実の死刑囚、奥西勝さんを励ます絵手紙・面会人通信(7/7)

2012年7月7日  国民救援会愛知・中央本部副会長  稲生昌三

● 7月4日の朝に鈴木団長と妹、岡美代子さんに八王子医療刑務所から、「38・5Cまでの発熱、喉頭蓋の機能不全による肺炎で、本人の唾か痰が気管・肺に入り炎症を起こしたもの」で重篤指定との知らせ、翌5日に急遽、団長と岡美代子さんと娘さんが面会に行かれた様子を お聞きして、6日、午前に稲生、落合さんとやくみつるさんで面会に訪れましたが「重篤指定であり」面会が出来ない旨告げられました。「37C上まで抗生剤で下がってきて、会話が出来る」様になっていることも伝えられました。
 喉頭蓋の機能不全は治療が困難で今回の肺炎の発熱が収まっても再発、繰り返せば体力
 が一層衰え、敗血症となる深刻な事態にあることが判り、非常に心配な事態にあるとの判断です。万一の事態をも想定して、妹・岡美代子さんが「必ず名誉回復」のために再審請求の継承・受継の意志を固められています。不安定な事態からの一日も早い回復を願いぬいているところです。最高裁特別抗告での「再審確定、証拠開示、釈放」を求め、「生きて返せ」のたたかいへの急速な盛り上げを訴えます。
● 庶務部長と課長に面談、病状は親族と委任を受けた弁護人らしか伝えられませんが、諸般の状況の説明を受け、「近々、孫娘が面会にくる」ことなどの、奥西さんへの伝言を約束してもらいました。症状が軽くなれば届けている一杯の励ましや想いの詰まった絵手紙を見てくれるでしょうし、待っておられると思いますので絵手紙は届け続けています。
 救援会東京都本部と守る会からの10名の面会許可要請名簿を提出、4名の新たな面会許可者を検討していることが伝えられました。一日も早い回復を願いつつ、面会の実現が出来ることを願います。また、やくみつるさんの特別面会も強く要請してきました。
● 最高裁第一小法廷を構成する裁判官(判事)が第6次再審請求時の担当検事であり、第7次再審請求審においても名古屋高検に指揮・指導に関わった次席検事であった横田尤裁判官の特別抗告審における回避申し立てに対して第三小法廷の「申し立て許可決定」がなされました。いよいよ、最高裁特別抗告審が進められます。国民救援会中央本部としての方針が決定され、目前の7月末開催の第56回全国大会における討議と決定も行われます。当面の7月13日の統一要請行動など一つ一つを成功させ、最高裁へ攻めあがりましょう。
 東海テレビ制作のドラマ「約束」が6月30日に放映され、大きな話題となっています。愛知や中央本部への電話、訪問などで10名をこす救援会入会申し込みや「何か私に出来ることはないか」などの問や申し出がされています。また、この間、名古屋市内を中心とした団体オルグでも話題、大会などでの直接の訴えの申し入れを快く受け止めて、次々に日程が決められています。一日も早い治療、回復と面会の実現を願いつつ、支援運動の飛躍への決意も固めています。以上 


無実の死刑囚、奥西勝さんを励ます絵手紙・面会人通信(5/14)

2012年5月14日 国民救援会愛知・中央本部副会長 面会人 稲生昌三 
● 妹・岡美代子さんと奈良守る会事務局長・面会人の奥谷和夫さんと三人で「25日の決定日」の告知を受けて、軽い肺炎など健康状況の励ましのための面会でした。青の半セーターと茶色のシャツの奥西さんから「面会ありがとう。きっと良い結果を信じて待っている」と、妹・岡美代子さんが「体調はどうか、野菜を沢山作って待っているから・・・がんばってやー」ときずかっての声。「ありがとう、今日の朝食は少し食べられた。昨日から栄養剤(缶入り)を飲んでいる」「牛乳を毎日飲まないといかん」と岡さん、「うん、うん、牛乳は毎日一本飲んでいる」「お金あるか、2万円差し入れた。足らんかったら言うてやー」「大丈夫、足りている。支援者の方から差し入れてもらっている」と・・・その場から拘置所総務部長らに帰りに面接、岡さんから「どうかよろしくお願いします。再審確定を待っている身、今が本人も一番緊張しており、くれぐれも対応を」と、私からは治療や診療のデーターを弁護団へ、異変などには緊急の連絡など万全を申し入れてきました。

● 9日に稲生が面会すると看守から外部の病院に診察に行っているが待ちますかとのこと、びっくり。「えー、どうしたんですか」と問うと、「今日の朝から体調をこわして、だるいとの訴えで診察、軽い肺炎(左肺に影)、外部の病院の専門医にもかかっている」とのこと、診察を終えて帰るまで待って面会。「如何ですか。・・・」「軽い肺炎との診断です。食事がとれない。点滴を打っている。少しえらいが大丈夫」とのこと、長時間はいけないと状況を確認して面会を打ち切りました。翌、10日の11時、鈴木弁護団長と再度面会し、体調と対応を詳しく聞き、その場から拘置所の総務、庶務部長らに要請、申し入れ、「外部の専門医の診断をはじめ万全の対応」を求めました。11日、私事、横浜で叔父の葬儀に参列しているとき「決定日の告知があり」との連絡を受けて、飛んで帰名、午後1時半面会に訪れ、「奥西さん、決定日は25日、午前10時ですよ」と伝え、想いのコメントをもらって、マスコミ・各社に拘置所前で会見・公表しました。
  今日の面会では少し体調は回復、顔色も良くなって、元気な声も。ここ一年前からか、食が細っておかゆも半分くらいは残す状態もあり、なんといっても86歳の高齢・老齢の身、拘置所側は様子見とのこと、例え軽い肺炎といえども命にかかわることと強調して来ました。

● 告知にあたっての奥西さんのコメントは「再審開始決定はうれしかった。取り消しは悔しかった。今度こそ良い決定を信じています。冤罪を晴らして家族みんなに会いたい。弁護団は無実の実証を重ねて下さいました。支援者の皆さんは署名10万、ハガキ8千を裁判所に届けてくれ本当に感謝しています。私も86歳になり体の具合も色々あり、最後の気力を振り絞って無実・無罪にむけてがんばります。これからもご支援をお願いします」とのことでした。お伝えください。

● 絵手紙は大阪と愛知から470枚、今の奥西さんにはうれしい便りです。励ましの添え書きありがとうございます。引き続きよろしくお願いいたします。      


無実の死刑囚、奥西勝さんを励ます絵手紙・面会人通信(4/27)

2012年4月24日 国民救援会愛知・中央本部副会長 面会人 稲生昌三 

● 「久しぶりです。お元気ですか」「元気している。両足の腫れ、浮腫みが続いていて検診してもらった。腎臓の機能が少しずつ下がっていて、痢尿剤を飲んでいるので夜中に4~5回起きている。ちょっとしか出ないので、また、すぐにしたくなるので安眠がしにくい。少しだるいがそんなにひどくは無い」とのこと、「高齢・老齢になると良くなるようですね。気をつけて担当医に診てもらうようにして下さいね」「様子を見ている。大丈夫と思う」とのことでした。
 名古屋は25~6度の夏日に近い暖かさ、汗も少しかいての面会で、春・夏物の一部衣類を差し入れ、「他に必要なものは伝えて下さい。冬物の宅下げなどは連絡ください」と打ち合わせをしてきました。「階の上の方はまだ寒い(8階か)」とセーターにジャンバーを着込んで見えました。
● 「決定の知らせは裁判所からまだ無いです。5月に入ってでしょうね」「昨日、鈴木泉団長と修習生の3名で面会してくれました。決定は5月でしょうとの話しでした。」との対話、待っている様子で少し緊張しているのか、「今度こそは、5月に必ず、早く出して欲しい」と語っていました。
 次の全国要請行動は5月10日、4月中に10万名の署名の達成を目指して頑張っています。いま9万7千近く、展望が見えてきました。積み上げて再審の確定と釈放を迫っていきますと伝え、この間の栄総行動の様子や花見での署名行動などを伝えました。今が最大の山場中の山場、緊張して支援の世論と運動を押し広げていること、マスコミの報道・取材も次々とあり、決定までの頑張りを伝えました。(東海テレビ「塀の中の約束」ドラマの放映は6月30日(土)午後2時から4時半、名テレ特番は5月31日、午前10時51分から11時45分です。各社が特番・企画を予定しているようです。中日新聞の二つの記事、俳優・仲代さんインタビュウーと21日夕刊トップ記事は読んでおられました)
● 「絵手紙、毎日、送ってくれて大変でしょう。写真も受け取りました。有難う」とのこと、絵手紙は今年になって、大阪の早川さんからと私の扱い合計で420枚が届けられています。桜やチューリップ、春の季節いっぱいの絵手紙に「再審無罪でお会いしたい」「きっと真実の訴えは叶います」「裁判所は86歳の年令を何と考えているか」「検察はひどいもんだ」「頑張りぬいた半世紀」など励ましの添え書きが寄せられています。写真で「あれはあやめか、かきつばたか」の問い、チューリップも品種改良で昔の白や赤、黄、青と違って色々、「アジサイも種類が沢山あるんですね」との問いが有りました。絵手紙の皆さん!署名有難うございます。また、切手を添えて下さって心から感謝しています。
 次回面会は5月7日、午前中に早川さん、5月上旬に岡さんと奥谷さん、私は決定通知などには飛んでくることを約束して別れてきました。     
以上


無実の死刑囚、奥西勝さんを励ます絵手紙・面会人通信(3/14)

2012年3月14日  国民救援会愛知・中央本部副会長 稲生昌三

●  「お元気ですか。梅園はいまが盛り、桜のつぼみも可愛らしくなってきました。田越しも始まりました。もう、春ですね」、紺のジャンバーンにセーターで面会に出られた奥西さんから「すごし安くなってきた。元気している。58キロが60キロになっている。血圧も良いと医者が云っていた」と。「食が細ってと心配していましたが体重が増えたんですか、風邪は大丈夫ですか」「よく噛んでいる。58~60キロで最近は推移していて安定しているから良いといわれた」とのこと安心。「先日、妹・岡美代子さんと連絡の際、「元気していてやー、4月には面会に」との伝言を伝えました。奈良の月ヶ瀬の1万本の梅園の話、「あそこは寒いから遅い」とのことで、早く見たいですねと語り合ってきました。
●  福井女子中学生殺人事件の再審開始決定に続き、大阪・東住吉放火子供殺し事件の再審開始が3月7日決定された、当日の様子を伝えました。「本当に良かった。再審開始が続きますね。しかし、検察の異議申し立ては残念」と。証拠開示を勝ち取り、自白偏重の判断が科学的事実と道理にたった判断によって正され前進していると確信を伝え、一方、最高検がありかたの基準・指針を出したが、依然として有罪ありき、反省も無い抵抗が続いていること、名張事件の再審開始・釈放決定を迫る世論と運動が決めてと見解を述べ、近いであろう決定が再審開始決定以外に無いと励ましを含めて伝えてきました。(次回面会は26日)
●  30回目の全国現地調査へのメッセージは受け取ったこと、署名が8万7千余
きっと全国現調に全国から新たに集まり9万を越すのでは、翌26日には拘置所、高裁、高検への要請行動が行われ、4月5日の7年前の再審開始決定の日には「待てない」大宣伝行動を裁判所の前で行うこと、4月18日には名古屋栄総行動と要請行動、各地で学習・支援集会が引き続き広がっている姿を伝えました。
●  東海テレビが「厚い壁の外へ」ドラマを収録・撮影中。担当の斉藤さんの了解 で「本人が知らないでは」と近々、完成、放映(6月頃か)と全国上映が行われることをお知らせしました。仲代達矢、木樹希林、山本太郎、天野鎮雄さんらの豪華俳優で国民救援会・守る会の協力で進んでいることを伝えますと「そうですか」と笑顔で受け止めて下さいました。
●  東京、大阪、兵庫の支援の会ニュースの差し入れ、絵手紙は届いていること、 
ことしに入って250枚、1・14行動の参加者の写真や支援運動の写真も届いていることを確認、アムネステイー・フランスの方から美しい鳥の絵葉書と手紙を送ることを伝えました。手を合わせての別れの際、「これまでの支援、唯々感謝、最後まで命の限り頑張るので、どうかこれからも支援をお願いしたい。皆さんに伝えて下さい」とのメッセージでした。東海・中京テレビの取材、インタビューにもこのメッセージを伝えておきました。       以上


無実の死刑囚・奥西勝さんを励ます絵手紙・面会人通信(2/14)

2012年2月10日 国民救援会愛知・中央副会長 面会人 稲生昌三

          
 「5日の豊橋の名張事件・学習支援集会に40名も参加してくれて、菊池弁護士が弁護団報告、稲生さん訴え、小林修弁護士も写真の真ん中に写っていましたね」と9日の面会に奥西さんからのあいさつ。「いよいよ、今が正念場と菊池弁護士が毒物の争点、私からは最後の山場にして再審を切り開らこうと訴えました」と様子を伝え、会場でのS さんからの1万円のカンパを差し入れました。救援会の東京都本部と愛知県本部から1万円の差し入れも有った、どうかお礼を伝えて欲しいとのことでした。集会成功を大変喜んで見えました。

 弁護団は2月14日に最終意見書を提出、これは毒物に関する鑑定・尋問の結果にたって「事実と道理」を鮮明に、検察の誤った、又してもの根拠のない意見書の主張を真っ向から崩して、他の新証拠の正しさをも示すものとなります。これで差し戻し審は結着、裁判所に勇気ある真実の判断、早期の再審開始決を迫ることになること、記者会見も行われますから朝刊新聞は読んで下さいねと伝えました。

 署名が8万余、要請ハガキも段々と1万に近づいており、過去最高となったこと、いまの日々の支援世論、3月~5月、裁判長の退官前、迫る支援運動が決するとの構えで頑張っていること。3月24日~25日の30回目の全国現地調査へ山場のとりくみが呼びかけられていることを伝えてきました。現調へ、全国からの参加者へ熱いメッセージを寄せて下さいと要請しておきました。

 厚手のジャンバーとセーター姿、インフルエンザの流行でマスクで面会、寒波の話から、「名張も良く雪が積もった、名張川も梱ったこともあった」と。食事の話から「食べれないこともあるが、よくかんで食べている」と。作業の話から「仕事も無くなってきているので止めている」と。堂々と自分の足で出てこれる日の話から、守る会は以前の集会の収益金「10万円で洋服など予定」の話になり、にっこりして「そこまでお世話をして下さるのか」と。先日、奈良県山添村の岡さん宅におじゃました際の「春になったら面会に行くから待っていてやー」の伝言を伝えました。

 面会には1月4日、稲生、早川、19日に稲生、23日に早川、27日に田中、2月に入り昨日、9日に稲生、予定は14日に早川、28日に稲生・奥谷と各面会人の面会が続けられています。絵手紙は現在150枚が送られています。写真も要請行動や1・14の86歳の誕生行動、集会などと季節の絵葉書も届けられています。フランスのマギーさんからの新年のお手紙、「奥西勝様、あなたから頂いている2通のお手紙を読み、深く心を動かされています。奥西さんが尚も勇気と信頼を持ち続けていることが判り感動しました。年の初めにあたり、フランスからも奥西さんの健康を祈って、新年のご挨拶を送ります。友情をこめて マギー」を届けてきました。   以上
 

無実の死刑囚・奥西勝さんを励ます絵手紙・面会人通信(1/25)

2012年1月19日 国民救援会愛知・中央本部副会長、面会人 稲生昌三

● 「救援新聞」1月25日号が面会に伺うために自宅を出ようとしていたら届きました。14日の86歳誕生行動、86枚のパネルを
掲げての、名古屋の中心街、栄バスターミナルで150余名が参加、大成功の写真と報道、前日の宗教者7名が行った「宗教者アピール」行動、記者発表や年末に実施された毒物(ニッカリンT)の成分分析に関する鑑定人尋問結果の弁護団記者会見報道が掲載されていたので、早速これを持参して今日、19日午前に面会を行いました。
 「おー、載っていますね」と面会室の向こうから、見開いた新聞を首を長くして、じっと眺めての感想・・・「ありがとう、こんなに支援者の方々、唯ただ感謝します。全国でやってくれたのですか。支えて頂いて私が頑張らなくちゃー、うれしい、お礼を伝えて欲しい」との伝言でした。
 宗教者の賛同に日本仏教協会会長、奈良東大寺の対寺、西大寺館長、ローマ法王から命名される10名の日本における司教、キリスト教・カソリック・プロテスタントのトップの牧師などが「人道上からも早期再審開始を求め、これから全国の宗教者にアピールする」ことを伝えると「真実は必ずの想いです」との感想でした。
● 「お元気ですか、変わりありませんか、食べる方は如何ですか」「元気です。云われた様に食べている。いつも写真や絵手紙ありがとう。テレビ・新聞で見ている」とのこと、年末最後の大須観音縁日の宣伝・署名行動の際に、名古屋・緑区の伊藤澄子さんが、是非、奥西さんに冷たいでしょうから「足用のソックス」( 指のないもの)の差し入れを依頼され差し入れを行いましたが不許可、羽ふとんも今だ許可されないことを報告、残念ですがと引き続き交渉の約束をしてきました。
 絵手紙は今日で新年に入って丁度、百枚。「今年こそいい年に」「86歳願いは届く」「あなたの頑張りが扉を開く」「もうすぐ春です」などの添え書き、有難うございました。また、切手を同封して下さって本当にありがとうございます。
● 最後に、「再審の扉を開けよ」の世論の高まり、「証拠の全面的な開示を」の当たり前の声が広がり、足利、布川事件、そして福井女子中学生殺人事件の金沢支部の再審開始決定、袴田事件や東電OL事件、大阪の東住吉放火殺人事件でも次々に再審への新たな証拠が出されていること、名張弁護団は鑑定尋問結果に立って、近く「最終意見書」の提出をもって、「再審開始」決定を求める段階にあることを説明、再審・えん罪事件の再審開始への大きなうねりが生まれていること、年度内の決定に全力を上げていることを伝えてきました。



無実の死刑囚、奥西勝さんを励ます絵手紙・面会人通信(1/4) 

2012年1月4日 国民救援会愛知・中央本部副会長 稲生昌三

● 「新年明けましておめでとうございます、年賀状ありがとうございました。」「明けましておめでとう、年賀状や沢山の絵手紙年賀状ありがとう。(60枚程度)」、「寒さが厳しいですね」「寒い、冷え込みます。」、「毛布は如何ですか、カイロを沢山使ってしのいで下さい。」「有難う、頑張っている。」と正月が明けて仕事始めの4日、大阪の早川幸子さんが面会に来られ、私も当日の面会を予定していたので、ではとご一緒しました。
 お元気そうでした。正月には元旦に醤油味の雑煮がほんの少しだが振舞われ、2日にはぜんざいも食べた、おせちが小さな箱積めで出されたとのこと(餅は一切れ程度、老齢者にはのどに詰まらないように細くきざんで、おせちは黒豆、人参、たつくり、数の子、頭付の海老などのようです)
● 「新年の想いは・・・如何ですか」の問いに「今年こそは勝ちたい。そういう年にしたい。みなさんの支援に支えられてありがとう。頑張りぬきたい。」とのこと、1月14日、86歳の誕生行動へのお礼のメッセージを今日送ったので全国のみなさんによろしく」とのこと、面会した私と早川さんの二人の感想は、「何時に無く元気そうで良かった、今年こそは動きがあるのではないかと前向き」と受け止めました。 
 一部の新聞に鑑定人尋問で「一部の検察主張の実験結果か?関係者によれば補充鑑定か」などと報じられたことを読んで知って見えました。私から早速、心配をされて居はしないかと年末の28日に手紙で「検察リークは全くフエーアーでない、鑑定人尋問は検察主張の誤りが一層明確となり、弁護団主張の正しさが実証された」ことの説明を書き添えて出しておきましたが、今日の面会でも改めて説明しておきました。弁護団は差し戻審の結着と再審開始決定へ鑑定人尋問結果に立つ最終意見書提出を近く予定し、山場に応えて総力を上げていることを伝えておきました。
● 新年を迎え、1月14日の86歳誕生行動の全国的取り組み成功に全力、1月13日には日本の宗教者のアッピールが再度(昨年は14日に)出され、学者の方も近々行うこと、毎月の要請行動、新署名と新要請ハガキの集中が始っていること、3月24日~25日に第30回全国現地調査も予定、山場に相応しい支援運動と世論の高まりに全力を上げていることを改めて伝え励ましとしてきました。
● 大判の写真コピー、年末22日に面会の岡美代子さん、クリスマス、プレゼントの山村千代子さん、26日の鑑定人尋問結果の弁護団記者会見や激励行動、28日の大須観音さんの173回目の宣伝の姿。沢山の絵手紙年賀状を手に、「本当に支えて下さって力、ありがとう」の言葉でした。新しい年を迎え、一層の支援と励ましをお願いいたします。また、切手の同封、重ねてお礼申し上げます。      以上



バックナンバー【2011年】

名張事件 奥西勝さんを励ます絵手紙・面会人通信(12/14)

2011年12月14日 国民救援会愛知・中央本部副会長 稲生昌三

●福井・前川さんの再審開始決定に名古屋高検が5日、言語道断、異議申し立て。面会で奥西さんから「残念ですね。私の再審開始取り消しと同じにならないよう願っている」と。「名張とともに必ず、再審無罪を実現する」と決意も伝え、「12月16日には足利・菅家さん、布川の桜井・杉山さんも高裁、高検に要請、奥西さんの再審開始と釈放を求める声明を出すこと、奥西さんのお礼のコメントも紹介する。」(手紙で13日に届けられた)、12月6日の愛知守る会総会は成功的に開催、7日の高裁、高検への要請行動には新たな署名が4千(7万4千に)要請ハガキは増1千(5千7百枚に)提出されたこと、知多(半田)の12月3日の支援・学習会には30名、10日の兵庫の宝塚と尼崎の学習・支援集会は各30名参加して成功したことも伝え(写真済み)、「12月~新春を山場に新署名と新要請ハガキを集中、新年の1月14日には86歳、全国に呼びかけ誕生行動を成功させる」ことを伝えました。(東京、大阪、兵庫、奈良なども次々に計画)また、1月13日には日本の宗教界のトップの方々が再度のアピール、近々、1月には学者の方も行うこと、支援の運動と声は広がっていると知らせしました。
 弁護団は12月2日、最高裁差し戻し決定に際しての新証拠1・2・4の不当な判断への反論意見書を出し、12月26日の鑑定人(証人)尋問に全力を上げている、必ず、再審を切り開くでしょうと伝えました。(弁護団尋問の激励行動は午後1時、裁判所前)
● フランスのアムネステイー・グループのクリステイーアーヌさんから「奥西さんからのお便り感動しました。今度はグループの皆さんの寄せ書きを送ります。フランスの国会議員に外交ルートで日本に要請する」旨のお手紙が届き早速、奥西さんに届けました。これは先日、「遠いフランスから、見も知らない私に絵葉書を送って下さって励ましを頂きありがとうございます。私も86歳になろうとしていますが、きっとえん罪が晴れる日が来ること、その日のためにがんばります。」との奥西さんからのお礼の便りへのご返事でした。続いて小鳥の絵葉書がシルウ‘イアさんから。「フランスで世界でも大勢の人々があなたの自由を勝ち取るために行動していることをこの小鳥とともに。いっぱいの友情を添えて」とありました。翻訳した署名も広げて下さるとのことです。
● 12月22日、14回目、山村千代子さん、津坂貴美子さんらのクリスマス・プレゼント贈り物に温かく軽い羽根布団をと拘置所に許可の要望を行いました。また、食が細って「かゆ」も半分は残すとのことで、チューブ入りの栄養剤の販売・または差し入れを許可するよう求めました。近々、回答が来ると思いますが、実現は中々困難ではないか、その場合は軽い毛布で対応する予定です。先日要請をした珍味や副食物の品が大幅に販売拡大され、7日に面会した早川さんが沢山差し入れて下さいました。
● 「年賀絵手紙」がすでに四十数枚、26日には投函する予定で書き込みを準備しています。どうか遅くとも25日までにお願いいたします。4名の面会人扱いで絵手紙は1、200枚を越えました。今年も有難うございました。新年からもお願いいたします。また、切手もつけて頂けるようになり本当に有難いことです。   以上



名張事件 奥西勝さんを励ます絵手紙・面会人通信(10/28)

2011年10月28日 国民救援会愛知・中央本部副会長 稲生昌三

● 面会人の一人、奈良の奥谷和夫さんと一緒に面会を今日、予定、拘置所前で落ち合うために出かけると、奥西さんの妹・岡美代子さんも同行されていて3人で面会しました。岡さんから「元気してるか」の声に、「元気だ」と明るい顔、突然でしたのでびっくりされていました。「忘れている日は一日もないよ。毎日毎日、無事と無罪で出れる日を拝んでいる」「長生きしてやー」と。「心配せんでやー、元気してる」と久しぶりの面会に喜んで見えました。「数珠と本は届いたか、今日も差し入れた」「届いた。有難う」と・・・。
 「昨日は山添に霜がはじめて降りたよ、寒くないか」の問いに「朝はちょっと寒さが出てきた」との返事、私から「今日、夏物の宅下げ、冬物の差し入れをした。不足があれば伝えてください。毛布は大丈夫ですか」、大丈夫とのことでした。
● 奈良では県本部の大会で「訴え」、毎月の定例宣伝に、名張事件を知っている人が増えてきている、総会を持って支援運動を広げていることが伝えられました。
 今日、愛知では大須観音さんでの宣伝、15年目、171回に14名が参加、108筆の署名が寄せられたこと、11月16日には「13日から20日のえん罪無くせ、全国行動」で県下の救援会支部が一斉に宣伝を行い、名古屋では栄総行動実行委員会も参加した大きな行動を行うことを伝え、「成分鑑定は弁護団の主張が科学的に実証され、検察の主張が崩れた」もの、裁判所に全国から新しい署名と要請ハガキによる「直ちに再審開始・釈放」要求の集中を始めたことを伝え、私も、じっとしておれない、北海道と青森から帰ったところ、これから富山や長野、兵庫に訴えに出かけることも伝えました。「写真は届いた。全国の皆さんの支援に感謝、お礼を伝えて下さい」「支援集会や学習集会の写真で暖かい皆さんの気持ちが伝わってきます。本当にありがたいこと・・・」とのお礼でした。
● 昨日、27日、弁護団会議、「三者協議を申し入れ、検察側の動向と主張に対応、更に最高裁の差し戻し審での不当内容への反論意見書の提出」を予定していること、再審の確定に全力を集中していることも伝えて着ました。
● 10月20日、川村富左吉さんの7回忌命日(23日)のお墓参り、写真を送ってあり、「写真で見ました。代わって墓参り、有難う」と述べていました。
 また、アムネステイー・フランスのクリステイーヌさんからの「絵葉書」を受け取ったことを確認、ハガキでいい、お礼の返事をくれることになりました。
● 事件前、子供がまだ小さい時、どんな遊びをしたかの話題には「家でトランプ遊び、名張川でハエ釣りや網を張っての魚どり、生駒山や大阪城、遊園地に遊びに行っておもちゃの自動車に乗せて遊んだことなどの想い出が語られました。
● 絵手紙は1千数十枚が届けられました。毎月百枚余です。有難うございます。また、切手のお願いに皆さんからご協力、心より感謝いたします。助かります。 以上



名張事件 奥西勝さんを励ます絵手紙・面会人通信(10/12) 

2011年10月12日 国民救援会愛知・中央本部副会長 稲生昌三

● 毒物(ニッカリンT)に関する「鑑定結果」と「意見書」提出が7日と11日の弁護団の記者会見で明らかにされ、マスコミ報道が一斉に行われました。一部の報道で「検察に沿う分析結果」とか「明確な成分分析に至らず、今後、長期化するのではないか」などの報道がされ、奥西さんが心配をしているのではないかとの判断から、11日には平松弁護団事務局長が面会し説明。12日には私が面会しました。
 「中日新聞を読んだ。またかの心配はあったが、よく読むとそうとは言えず、平松弁護士の説明や稲生さんの手紙、今日の面会で確信が持てました」と心境を語って見えました。「弁護団の主張どうりの鑑定結果であり、検察のこれまでの主張の誤りが科学的に実証されました。これ以上の実験や鑑定は必要が無く、早期の再審を迫ることになります」との説明にうなずいて見えました。
 「結着をして、一日も早く、裁判所は再審開始を決めて欲しい。引き伸ばさず、もう結着して欲しい。みなさんのご支援をお願いします。期待の想いで86歳(来年1月14日が誕生日)と正月を迎えたい。頑張ります。」との心境を語って見えました。
 やはり、今日は少し緊張気味、話が続きます。そして片手を振って「よろしく頼みます」と別れ際に気持ちを伝えて見えました。
● 今日の面会の目的は、少しづつ涼しさから寒さも加わる中、冬の差し入れが必要ではないか、打ち合わせをすることでしたが、鑑定結果や今後の弁護団の進行、支援運動の取り組みの話から時間が過ぎてしまい、「面会時間はこれまで」との看守の言葉をさえぎって、11月上旬に差し入れを行うとの打ち合わせとなりました。
 弁護団は三者協議の申し入れ、10月17日には王冠の蓋に関する裁判所からの検察への釈明にまともに応えていないことへの批判と証拠開示の「意見書」の提出、記者会見。11月には最高裁の誤った新証拠1・2・4・5に対する判断への反論「意見書」の提出などを行い、再審の確定を迫ろうとしていることを伝えました。
支援運動はいよいよ、山場を迎え、9・10「全国支援集会」の成功を力に、10万の署名(現在6万余)と緊急の要請ハガキの集中、毒物(ニッカリンT )の鑑定結果の学習や支援集会、宣伝、
11月13日~20日を期間とする冤罪無くせ全国行動に取り組むこと、来年1月14日の86歳の誕生行動の準備を始めたことなど伝えてきました。私も22日~23日は北海道で2ヶ所の集会、24日~25日に青森・八戸へ、帰名して県内集会に出て、すぐに富山の救援会県本部大会へなど
10月中の取り組みを話してきました。
鑑定結果の新たな状況の中、今日、面会して良かったと思いました。やはり、マスコミ関係者も鑑定結果から奥西さんの様子に関心が高くか、各テレビ、新聞社の取材を受けました。
● 今日の面会では時間の上で色々なお話が十分出来ませんでした。出来るだけ早く面会にと思いますが、立て込んだ10月中の日程から、15年目、171回目の28日の大須縁日宣伝を終えて伺うことにし、お手紙を早速出すことにしました。


名張事件 奥西勝さんを励ます絵手紙・面会人通信(4/5)

      2011年4月5日 国民救援会愛知・中央本部副会長 面会人 稲生昌三

● 今日、4月5日のお昼、桜が満開に近い名古屋高裁前での「花開け再審」を訴えた宣伝行動に県下から90名が参加、「6年前の4月5日、画期的な再審開始と刑の執行停止が決定されたが、検察の不当な異議申立てと門野博裁判長・刑事2部の自白遍重のおよそ司法判断と言えない取消し決定」「昨年の4月5日、最高裁が差し戻し、差戻異議審が始まってすでに1年、検察のまたしてもの引き伸ばしの新たな主張に引きずられている裁判所」に抗議、「一日も早く、一刻を争って再審を確定し、奥西勝さんを釈放せよ」の声の集中行動でした。
 この行動後、面会を行いました。東京の西村京子さんからの5千円と薬師寺の写真集や兵庫、東京の守る会ニュースを差し入れて来ました。
 すでに第29回全国現地調査(3/26~27,16都道府県96名参加)と翌28日の名古屋高裁と検察庁への要請行動、大須観音縁日宣伝・署名行動(14年164回目、23名参加、署名百五十筆)は、28日に面会した大阪の早川幸子さんからも伝えられ、私からは大判の写真18枚も送ってあり、テレビや新聞報道も見て知っておられました。
● 「再審開始決定は嬉しかった。希望だった。その後は長い間の我慢だった。耐えてきた。わしの願いが届いてくれる事を期待している。」「今日の夜の東京支援集会(200名の参加で成功!:筆者注)に参加の皆さんにお伝え下さい。事件から50年に当たっての私の訴え、想いの手紙を伝えて下さい」と、この日の感想を語って見えました。
 3月末で(3/28要請行動時)署名は5万余名、要請ハガキは3,300枚となったことを伝え、現調での弁護団報告を学び、一層確信を固め、支援運動の輪を更に大きく広げる展望と決意を述べておきました。
● 今日はセーターで、「暖かくなってすごしやすい。健康も大丈夫、変わりない」とのことでした。「足を動かして,身体を伸ばす体操をしっかりやって」と声をかけて、次回の面会予定などを伝えました。絵手紙は343枚が私から,大阪の早川さんから30枚、田中哲夫さんから十数枚、4百枚近くが届けられています。        



バックナンバー【2010年】

名張事件 奥西勝さんを励ます絵手紙・面会人通信(11/ 8)

2010年11月8日 国民救援会愛知・中央本部副会長・面会人 稲生昌三

● 奥西勝さんからハガキで宅下げ(夏物)、差し入れ(冬物)の連絡があり、11月8日の午前、
 面会に伺いました。冬物の差し入れ(2回目)と面会は11月29日(月)午前10時半としました。また、11回目の海部市の山村千代子さんからのクリスマス贈り物、12月24日(金)午後1時~を伝えてきました。冬物は暖かい下着類、ジャンバー、部屋着のズボン、靴下などです。
  顔を合わせると目の回りが幕のように。「奥西さん今日はお疲れですか」「いや、元気です。少し寒さが加わってきましたね」との返事、元気とのことで安心、しかし、近々に老人介護の先生(医師)にお会いして、健康の保障と対応についての相談をしてくることにしました。
● この間、面会人の拡大へ、拘置所への要請と奥西勝さんから願せん提出を行ってきましたが11月1日付けで「今回は不許可」との回答が拘置所から有ったことのハガキ連絡があり
「理由は何故と説明がされた」かを聞きましたが「新たな面会人の拡大に期待していたが残念、説明は無い」とのこと、再度、東京拘置所は5名の許可、名古屋は4名、理由も示さずはおかしい、今後、さらに実績と要請を積み、実現させるべしと強く述べ、立会いの看守から担当、上司に伝わるよう、あえて述べておきました。もともと、法的には制限条項は無く、所長権限であり、人権上からも認められて然るべきことです。
  面会待合室で偶然に、かって、豊川幼児殺人事件のえん罪犯人に仕立てられた田辺さん
 に面会、支援要請をしてきたクリスチャンのA 子さんがおられて色々お話の機会となりました。「この拘置所の食事が臭いと皆さんが言っているが奥西さんからは訴えは無いか」とのこと、聞いてみましたが特にそのようなことは感じないとのことでした。何か拘置者から出ている様子で、今後、聞き取りもやって見ることにしました。田辺さんから手紙が来ている様子で「国民救援会に相談、支援を訴えたことから、大分の人から面会も受け、支援の輪も広がっていること、近く再審請求も行われることに力を得ている」とのお話でした。
● 先月27日に提出した弁護団の「実験は成分に関する最小限に限定、ペーパークロマトグラ
フ等のゼロからの検討は必要が無く反対」と「最小限の実験に関しての3者協議開催申し入れ」の意見書にもとずく協議が11月17日、午後4時~行われ、記者発表も予定されています。奥西勝さんから「17日に3者協議をやるんですか、成分5%以下と検察は言っているんですか、弁護団は15%以上~18%と主張しているんですね」との問い。言外に「やってもいないのに」の思いと、「また検察に妨害されるのか」の不安なのか、私からはきっぱりと確信を伝えておきました。 
  11月29日は北海道・東北ブロック、12月17日には年内最後の九州・四国・中国ブロックの要請行動、来年の1月14日、85歳誕生の全国的な大宣伝行動、3月末の全国現地調査などを節に、署名を年内に5万へ(10月3・3万)、今こそ草の根の支援の世論を大きくすること、そのために私もオルグ活動を行うこと、15日~16日は滋賀へ22日~27日は山口と広島へ訴えに行くこと、宗教者のアピール運動などが広がっていることも伝えてきました。
● 今日は少し時間もあり世間話が。「中日が昨夜、競り勝てず」「紅葉は今は御在所や伊吹山の中腹、これから山里に下りて来ること」「マダイ釣りが大漁だったこと」など。「絵手紙で時々の情報を伝えてくれて嬉しい」とのことでした。絵手紙は今日で1、064枚(稲生・早川扱いで)、7日(日)大阪守る会が独自現地調査に13名、名張の商店街フエスチバルで350筆の署名、18日には大阪の早川さんが面会にとのことも連絡を頂きお伝えしました。  以上



名張事件 奥西勝さんを励ます絵手紙・面会人通信(11/29)

2010年11月29日 国民救援会愛知・中央本部副会長 面会人 稲生昌三

● 今日の夜、愛知守る会の総会が開催され、(約60名が参加、夏目弁護士の弁護団報告、会の活動方針、会計報告、役員など)そこでの面会人報告に若干加えて通信NO・87とします。
● 総会への奥西勝さんからのメッセージが田中事務局長(面会人)を通じて届いています。「今が山場です」と訴えていますが、まさに「差し戻し審」は大詰、検察の不当な新たな策動や引き伸ばし、これに追随の意向を示す裁判所の「再製・再現」実験なるものを押し返し、打破して早期に再審を確定させる重要な局面にあり、こうした時こそ世論をもってたたかう支援運動の役割を果たすべき重要なときです。
● 今日、午前に、この間、滋賀、岡山、山口、広島県などへのオルグに出かけたこともあって久しぶりの面会でした。「お元気ですか、変りありませんか」「朝が冷え込むようになったが元気です」と。昨日、大須観音縁日の14年、160回目の街頭宣伝、署名行動(18名参加、107筆)の際、匿名の女性の方が1万円、広島でも同じく1万円、「奥西さんへ暖かいもの、栄養のあるものでも」と差し入れ金が寄せられ、冬物の2回目の差し入れ(ジャンバー、セーター、下着など)をもっての面会でした。「有難いこと、お礼を伝えてくれ」「みなさんの支援の心は本当に嬉しい」の意、この間のオルグで三百五十名以上の方々に支援を訴えることが出来、多くの署名も広がったことを伝えました。広島に居た時、ケイタイに「私は南区のもの、東海テレビの4夜連続の映画を見て、私の霊感によれば(受け止めはの意味)奥西さんは無実です。黙っておれません。暖かい下着を入れたい、どうすればよいか」との電話がありました。嬉しそうにされ「みなさんの支援の声が支えです」と語っておられました。
● 山口などでは紅葉がきれいでしたと伝えると「名張には四十八滝、有名な紅葉、もみじの名所がある」とのお話し、「土・日はテレビで大相撲を見た。白鵬が5回の連勝、横綱や大関に外国人が多い、豊ノ島は強い、よかった」と感想、今日の面会でも話題に、「冤罪を晴らして出てくる時には堂々と一人で歩いて出なければ」との言に「毎日、足を回し、言われるようにやっている。足腰が弱まるから強くしなければ」と述べて見えました.
 来年1月14日には85歳、この半世紀、死刑判決から41年余、あまりに長い、人生を翻弄された日々、8年前に初期胃がんの手術で3分の2を切除、2年前には帯状疱疹( ヘルペス)、どんなことを言おうと高齢、老齢は避けられず、今や「時間との競争」を痛感しています。奥西さんが最近よく述べる「これを最後としたい」「これが最後となるやも・・・」の思いを強く感じました。
● 検察と裁判所の不当な動きは許されない。不当性は弁護団の主張の通り。打ち破らないといけないし、乗り越えることは出来る。何よりも弁護団と支援運動のたたかいとその道理と正当性と支援の世論の広がりこそ。そして、今や足利、布川、名張と冤罪を無くせの声の高まり、さらにお特捜検事の証拠改ざん事件への国民の怒りの声と改革への世論の広がり、裁判員裁判での最近の死刑論告や判決による刑事司法への関心の高まりと真の改革への要求など、自由と人権の課題、刑事司法改革が国民的な課題になろうとしていることへの確信です。
● 絵手紙や1、140枚です。どうか今年も通常の絵手紙に加えて「年賀絵手紙」を沢山送って下さい。出来れば12月20日、遅くとも25日までにお願いいたします。今年は写真も沢山送りました。85歳誕生行動の写真を全国から送って下さい。          以上



名張事件 奥西勝さんを励ます絵手紙・面会人通信(12/13)

2010年12月13日 国民救援会愛知・中央本部副会長 稲生昌三

● 奈良・山添村の妹さん、岡美代子さん〔82歳〕が「必ず、わしのところへ帰ってくるんじゃ、わしのところで暮らすんじゃ」の言に、「うん、そう思うている」と奥西さん。「元気してりゃ―な」と帰り際に岡さん、「お前も元気しておれや」と奥西さん。こんな会話は面会に同行して初めてでした。思わず、奥谷和夫さんと目頭が熱く、胸が締め付けられました。
  10月に面会に来られ、年内にどうしても面会したいと奈良の面会人、奥谷さんが同行して、13日の午後、拘置所に入られました。今日、頭髪を一番短く刈ったそう、先日、差し入れた茶筋のセーターとブルーの甚平セーターを着て面会に出て見えて、妹さんが「体の調子はいいか」に「変わりなく、調子はいい」との答え、私から「暖房はもうつきましたか」「いやー、まだだ」との返事。「部屋の中で自由に歩けるのかい」と岡さん、「いやー、座っていないといかんのだ」と奥西さん、岡さんが「わしも腰が弱くなって痛むがゲートボールをやるとなおるから、体を動かさんといかん」と。「脱脂綿の袋の作業をやっているが腰が痛いからなー」との返事に、岡さんから「奥西家の先祖は長生きの家系、90歳までは生きんとなー、元気してやー、胃の方はどうか」との励ましに「胃のほうは大丈夫だ、それより頭の方がボケて来たわ、ア、ハハ・・・」と冗談の答えに3人で笑い合いました。元気そうで良かったです。
● こんな会話を聞いていると一日も早く再審を確定させるたたかいは時間との競争となっていることを痛感、同時に奥西さんの再審・無罪への想いをひしひしと感じないわけにはいきません。検察の不当な引き伸ばし、追随する裁判所の「再製・再現実験」なるものに弁護団は厳しく批判、最小限の成分実験のみで早期に決着を図るために頑張っていることを伝えました。
奥谷さんから「奈良では毎月定例、近鉄奈良駅前で宣伝をやっている。山添村の人や名張の人も署名して下さる、若い人が関心を持って応えてくれる」と報告、私からは広島や山口へオルグに出掛け訴えてきたこと、9日には名古屋市大の学生さんが百名近く参加してくれた特別講義、国民救援会の支部のみなさんが次々に学習会や支援集会をもって、署名〔10月末、4万〕とともに新たに開始した要請ハガキ〔ジャンボも含めて〕運動が開始され、来年1月14日の85歳の誕生日行動が全国で展開されることも伝えました。年内、最後の要請行動は12月17日、中国、四国、九州ブロックの皆さんの高裁、高検への要請の大成功で新年を迎えましょう。
● 年賀ハガキを12月1日から17日で締め切り、毎日2枚制限で今、書いていて終わるとのこと、私から、「新年からの支援者への想いの手紙を送って下さい」と要請、「すぐ送る」と来年こそはとの想いを述べて見えました。
  「12月17日に大阪の早川幸子さんが面会に来るとの手紙が来た」とのこと、私から「年末、クリスマスの24日の午前10時に11回目のプレゼントに甚目寺の山村千代子さんが拘置所前に来る」ことを伝え、年内最後の面会を約束してきました。(新年は1月7日に予定している)
● 「絵手紙年賀状」は35枚届いています。遅くとも25日までにはお届けください。「絶対再審、今年こそ」「今が我慢のしどころ」、賀正や新春との年賀とともに「今年こそジャンプ」「ぴょンぴょン、ウサギのように自由に飛んで」など書かれた「絵手紙年賀状」はきっと励ましになるでしょう。通常の絵手紙は大阪の早川さん扱い100枚、私の方で1,067枚、今年も1,200枚を越す「絵手紙」が贈られます。本当にありがとうございました。 
● CBCテレビが12月23日に「名張事件をふり返る一年」を報道、スーパーモーニングが1月17日に放映するとか、大きな支援の世論が広がる報道を願って、今日も取材を受けました。

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