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大崎事件-福岡高裁宮崎支部が不当決定

大崎事件

第2次再審請求即時抗告審の抗告棄却決定に断固抗議する

日本国民救援会中央本部
同 鹿児島県本部
同  宮崎県本部
再審・えん罪事件全国連絡会
大崎事件・原口アヤ子さんの再審をめざす会
大崎事件・原口アヤ子さんを守る会

 本日、福岡高裁宮崎支部(原田保孝裁判長)は、大崎事件第2次再審請求即時抗告審において原口アヤ子さんと弁護団が提出した即時抗告を棄却した。私たちは、原口さんの命の限りを尽くした訴えを非情にも棄却したこの決定に心からの怒りをもって抗議する。
 2010年8月に原口アヤ子さんが鹿児島地裁に2回目の再審請求の申し立てを行い、鹿児島地裁(中牟田博章裁判長)が、弁護団が要求する証拠開示に応じず、鑑定人等の尋問すらおこなわず、原口さんの再審請求の訴えを理解しようともしないで棄却したことは許しがたいものであった。
しかし、福岡高裁宮崎支部は、即時抗告審の審理の過程で、証拠開示について開示勧告を出し、鑑定人の尋問もおこない、原口さん有罪の根拠となった「共犯者」らの「自白」がいかに信用できないかが明らかになった。それゆえ、今度こそ大崎事件の再審が開かれ、晴れて、原ロさんの無実が明らかにされるものと多くの国民が注目をし、期待を寄せていた。福岡高裁宮崎支部は、新旧証拠を総合評価して再審開始決定を出すべきであったのである。
 それにもかかわらず、原口さんの無実の叫びを退ける非情な棄却決定をおこなったことは、審理によって明らかになった事実に基づいて裁判をおこなうという 近代裁判の原理に背くことのみならず、原口さん、弁護団、支援者、事件に関心を持つすべての国民の期待を乱暴に打ち砕く暴挙と言わざるを得ない。
 大崎事件は、2002年には第1次再審請求審で鹿児島地裁において再審開始決定が出されている。
 原口さん有罪の根拠は、知的障害者であったにもかかわらず何らの配慮もされないどころか「たたきわり」と呼ばれる野蛮な志布志警察の取り調べによって捏造され「共犯者」とされた男性三人のウソの「自白」である。そのことは本即時抗告審の審理でも明らかにされている。
 原ロアヤ子さんは逮捕されてから今日まで、-度も犯行を認めたことはない。「殺人者の汚名を着たままでは死にきれない」と気丈に裁判闘争をたたかってきたのである。今回の決定に対する怒りは想像すらできないものがある。
 私たちは、今回の決定に対して満腔の怒りを込めて抗議をするとともに、原口さん、弁護団、支援者とともに、事実と道理をもって広く市民に呼びかけ、裁判所がその良心を取り戻し無罪判決を出すまで、たたかう意思を改めて表明するものである。

2014年7月15日

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