えん罪事件の真相を広め、裁判支援、在獄者の処遇改善運動をすすめています

救援新聞2011年11月25日号より

ここに掲載されている内容は、救援新聞11/25号に紹介されている「再審えん罪全国連絡会」に関連する記事の一部です。 


大阪・東住吉冤罪事件

「犯行は不可能」を実感       第1回現地調査に106人が参加

現地調査の様子

 11月5日~6日,東住吉冤罪事件第1回「現地」調査が大阪市内で行われ、12都府県106人が参加しました。
 この事件は,1995年7月に青木惠子さんの自宅が全焼し,入浴中だった小学6年の長女が逃げ遅れて焼死したものです。警察・検察は、青木さんと内縁の夫の朴龍晧さんを保険金目当ての放火殺人として逮捕・起訴、裁判では無期懲役が確定し、現在、大阪地裁に再審請求中です。
 この日の「現地」調査では、有罪判決の重要な証拠とされた、車からガソリン7.3リットルを抜いて駐車場に撒き、ターボライターで火をつけたという朴さんの「自白」を中心に3班に分かれ検証しました。
 検証では、駐車場に出火元のガレージを再現して,朴さんと同じ体型の男性参加者がガソリンにみたてた水をまく再現実験を行いました。ガレージ内は狭く、自転車などが置かれていて思うように水を撒くことが出来ずに、朴「自白」の36秒以上の時間を要しました。
 また、弁護団が再審請求審で提出した新証拠(火災再現実験)の報告では,朴さんの「自白」どおりポリタンクからガソリンを撒きはじめると,約20秒後には気化したガソリンがガレージ内にある風呂釜の種火に引火して、ガレージが一気に炎に包まれることが明らかにされました。

 全体の報告会では、「20秒以内にガソリンを撒いて着火は無理で、朴『自白』どおりでは,ガソリンを撒いている間に火だるまになってしまう」など、確定判決への疑問が次々と参加者から述べられ,青木さん、朴さんの無実をあらためて確信し,一日も早い再審開始を求める決議を採択しました。
 再審請求審は、10月に弁護団、検察双方から裁判所へ最終意見書が提出され,裁判所は来年3月までには判断を示したいという積極的な姿勢であることが弁護団から報告されました。


大阪・地裁所長オヤジ狩り事件国賠

勝訴判決が確定

 大阪地裁所長が金品を奪われ、無実の少年たち5人が逮捕、暴行や威圧的な取調べによって「自白」を強要した警察・検察などの責任を追及している大阪地裁所長オヤジ狩り事件国賠で11月11日、大阪府は上告を断念し,大阪府警の違法な取調があったことを認定し,大阪府に対して賠償を命じる原告勝訴の判決が確定しました。
 国民救援会大阪府本部と支援する会は、「府が上告を断念したことで,5人の原告に当たり前の生活が戻ることを心から喜ぶ」とし、「今回の判決が取調べの全面可視化実現の大きな力になることを確信し,原告の長きにわたる苦労をねぎらい,今後も誤判や冤罪根絶に向けてたたかい続ける」と声明を発表しました。

powered by Quick Homepage Maker 4.16
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional