えん罪事件の真相を広め、裁判支援、在獄者の処遇改善運動をすすめています

救援新聞2011年5月15日号より



福井女子中学生殺人事件

全国から支援集中を! 

再審めざし一日行動


宣伝行動に市民の関心.gif

 福井女子中学生殺人事件の15回目の裁判所要請行動と「前川彰司さんの再審開始を勝ちとる集会」が4月27日、石川県金沢市で行われました。この日は、午前中に街頭宣伝、午後から名古屋高裁への要請と集会の1日行動が取り組まれ、延べ130人が参加しました。
 近江町市場前で、福井・富山・石川など各県の支援者が支援を訴えてビラを配布。用意した500枚のビラは直ぐになくなり、市民が関心を寄せていることがわかりました。
 要請では、全国から寄せられた署名を提出。累計2万3千人分、990団体に達しました。

科学的鑑定で無実は明らか

 集会で吉村悟弁護士は、今年1月に行われた法医学者の押田茂實氏の証人尋問によって、確定判決で認定された2本の凶器以外にも凶器があったことなど、前川さんの無実が科学的に明らかにされたと強調。 しかも、検察側証人からも確定判決の認定を否定する証言を引き出したことが報告されました。また、再審弁護団の追求で検察が隠していた証拠が開示され、前川さんの無実がいっそう明らかになったとして、検察批判を強めることの重要性が指摘されました。
 審理は事実調べも終わり、いつ決定が出てもおかしくない状況にあります。前川さんの父・禮三さんは、「事件の日、彰司は家族と楽しく夕食していたので、死んだ妻は『彰司は絶対やっていない』というのが遺言でした。あと少し力をお貸しください」と訴えました。
 国民救援会中央本部の瑞慶覧副会長は、6月11日に予定されている現地調査の成功と、早急に3万人分の署名を達成するため、全国から支援を集中しようと訴えました。

茨城・布川事件

5月24日判決 「誤判究明の判決を」           守る会が無罪求めて要請

 
 震災の影響で延期になっていた布川事件の再審裁判の判決公判が、5月24日に水戸地裁土浦支部で行われます。布川事件守る会と茨城守る会では、最後まで無罪判決を追及しようと、4月26日、水戸地裁土浦支部に1786人分の個人・団体署名を提出しました。
 この日要請に参加したのは、国民救援会茨城県本部横倉事務局長、桜井さんの妻・恵子さんなど6人。横倉事務局長は裁判所庶務課長に、「5月24日は無罪を確信しているが、判決文に検察・警察による証拠隠しと改ざん、自白強要を断罪し、えん罪を生ませないための提言を期待する」と述べ、恵子さんは「昌司さんが獄中にいる間に亡くなった両親の遺影を判決日に持って入らせていただきたい。息子の冤罪が晴らされる瞬間を見せてあげたいのです」と訴えました。
庶務課長は「神田裁判長に申し入れの趣旨は必ず伝え、判決日前に結果をお伝えします」と応じました。
 
 守る会は2001年の第2次審査請求申立て以来、毎月途切れることなく裁判所に署名を提出し、一日も早い再審開始・無罪判決を求めて要請を繰り返してきました。
 THIS日の要請は108回目となり、第2次再審請求で提出した個人署名の累計は地裁、高裁、最高裁を合わせると20万人分を超え、昨年7月から始まった再審裁判だけでも、累計2万3403人分を数えるなど、全国での再審無罪を求める世論が大きな力になりました。

(布川事件守る会・中澤 宏)

三重・名張毒ぶどう酒事件

「再審開始と釈放を」             デモ行進に参加し市民に訴え


再審開始デモ.gif

 三重・名張毒ぶどう酒事件で4月20日、名古屋高裁・高検・拘置所に対し、要請行動を行いました。
 名古屋高裁では、「ただちに再審開始と、奥西勝さんの釈放をおこなえ」と要請。昼には、求心デモが行われ、奥西勝さんの再審開始を呼びかけました。
 名古屋高検では、「この間、 検察が不当に裁判を長引かせている」、「証拠隠しをやめ全面開示せよ」、「証拠改ざんの跡がある。そんな検察に異議申立の資格はない」などと口々に訴えました。
 名古屋拘置所に対しては、「暖房の時間が朝だけとは短すぎるのではないか」、「体調が不良の際はどうしているのか」、「弁護士との接見の際の立ち会いはやめるように」などと訴えました。
 4月18日には、裁判所・検察・弁護団による4回目の三者協議がおこなわれました。
 名古屋高裁は、犯行で使われたとするニッカリンTを再製造し、成分分析の鑑定を依頼する意向を示し、弁護団と検察官双方の意見を求めました。(愛知県本部版再審開始をめざすニュースより)

鹿児島・大崎事件

原口さんが意見陳述へ

 殺人事件の犯人とされた無実の原口アヤ子さんが裁判のやり直しを求めてたたかっている鹿児島・大崎事件で5月11日、鹿児島地裁で原口さんが意見陳述を行います。
 弁護団によると、この陳述は非公開で行われ、裁判官・検察官・弁護人が参加します。
 大崎事件は昨年8月に原口さんと弁護団が、鹿児島地裁に第2次再審請求を申立。原口さんは、「高齢な私にとって無実を明らかにする最後の機会になるかもしれない」と話し、早期の再審開始を求めています。

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