えん罪事件の真相を広め、裁判支援、在獄者の処遇改善運動をすすめています

救援新聞2012年4月15日号より

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ここに掲載されている内容は、救援新聞2012年4/15号に紹介されている「再審えん罪事件全国連絡会」に関連する記事の一部です。

名張毒ぶどう酒事件

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世論の力で再審開始を    再審可否の判断間近

10万人署名、達成させよう

3.25名張現地調査で弁護団から説明受ける参加者

 1961年に三重県名張市で懇親会に出されたぶどう酒に毒が混入され5人が志望、2人が重軽傷を負った名張毒ぶどう酒事件の再審をめぐり、最高裁から名古屋高裁に審理が差し戻され2年が経過しました。焦点となっている毒物の鑑定や意見書も出し尽くされ、使われた毒物が奥西勝さん(86)の「自白」と違うことが明白になりました。6月5日に担当する裁判長が定年退官をすることから、それまでに再審の可否の決定が予想されています。86歳となった奥西さんの年齢を考えれば、ここで再審決定を勝ちとらなければ、獄中から生きて助け出すことができません。国民救援会中央本部は、再審開始を求める署名を全国から集中し、裁判所への要請を強めるよう呼びかけています。
 こうしたなか、3月24日~25日に、14都道府県101人の参加で、第30回全国現地調査がおこなわれました。参加者を前に弁護団団長の鈴木泉弁護士は、「再審決定には、世論の力が必要。力を貸してほしい」と訴えました。
 現地を回った参加者は、「検察によって作られた冤罪ということを確信した」「一刻も早い再審開始と奥西さんの救出を勝ちとろう」と決意を固めました。東京から参加した園加代子さんは、帰京後すぐに署名活動にとりくみ、すでに100人分の署名を集めました。「奥西さんに生きて帰ってきてほしい。皆さんの署名が、裁判所動かす力になると思って声をかけています」と、園さんは話しています。
 名張事件全国ネットワークなどがとりくんでいる署名は、3月26日までに約9万人分を裁判所に提出。目標としている10万にまであと8345人(4月5日現在)となっています。国民救援会愛知県本部では、4月末までに10万人達成することをめざして、「5千人の署名を愛知で責任を持って集めよう」と決意し奮闘しています。
 愛知・尾北支部では、「再審開始のために、なんとしても署名を集めよう」と、現地調査の参加者などの呼びかけで、4月6日から3日間連続での署名行動を計画しています。

<要請先> 〒460-8503 名古屋市中区三の丸1-4-1 名古屋高裁・下山保夫裁判長

<署名の問合わせ>    国民救援会愛知県本部 電話 052(251)2625



福井女子中学生殺人事件

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「裁判所は正義の光を」    名古屋高裁に要請

無実の前川さんに再審開始を(名古屋高裁前)
 暴力団関係者などのウソの証言で前川彰司さん(46)が犯人に仕立て上げられた福井女子中学生殺人事件。昨年11月に名古屋高裁金沢支部が出した再審開始決定に対し、検察が異議申し立てをしたため、現在名古屋高裁本庁で異議審がおこなわれています。
 3月30日、名古屋高裁と名古屋高検への要請行動がおこなわれ、前川さんの父・禮三さんと、支援する愛知の会と国民救援会の各県本部(福井、石川、富山、岐阜、愛知、中央)から27人が参加しました。
 名古屋高裁の要請では、支援する愛知の会の荒川和美会長が、「この事件は、市民からも大きな注目を浴びている。一刻も早い再審開始を求める」と要請しました。禮三さんは、「息子は、事件があった時間、自宅で家族と食事をしていた。裁判所は正義の光を当ててほしい」と要請。福井県本部の岩尾勉会長は、「検察は25年間証拠を隠し続け、再審決定にも異議を申し立てた。そういう検察を育てた裁判所にも責任がある」追求しました。この日、再審開始を求める署名2030人、45団体分を提出しました。
 名古屋高検では、全員が「貢献の異議申し立てに道理はない」と抗議し、早急に異議申し立てを取り下げると要請しました。



日野町事件

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「父の無念、晴らす」       遺族が再審請求

弘さんの遺影を胸に裁判所に向かう遺族

 1984年に発生した強盗殺人事件の犯人とされて再審請求し、無期懲役の受刑中に亡くなった滋賀・日野町事件の阪原弘さん(死亡時75歳)の再審を求め、阪原さんの妻・つや子さんや長男の弘次さんなど遺族が3月30日、大津地裁に第2次再審請求を申し立てました。
 阪原さんは、大阪高裁での再審請求の審理中、刑務所内で適切な治療を受けることができなかったために衰弱し、2010年末に心不全で亡くなり、審理は終了していました。
 今回の再審請求は、阪原さんの遺志を継いだ遺族が、阪原さんの名誉を回復し、でたらめで誤った刑事裁判をただすためにおこなわれたものです。地裁前には全国から80人の支援者が集まり、弁護団とともに阪原さんの遺影を抱いて地裁に入る長女・美和子さん、弘次さんを激励しました。
 弘次さんは、集まった支援者に、「父の無念を考えたとき、ふつふつと怒りが浮かんだ。父の無念を晴らすためにたたかう」と話しました。

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