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検察が無罪判決求める

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 2009年、栃木県足利市で起きた女児誘拐殺人事件で、菅家利和さんが犯人とされ無実が明かになった足利事件の第6回再審公判が2月12日、宇都宮地裁(佐藤正信裁判長)で開かれました。検察官、弁護団双方が菅家さんに無罪判決を出すよう裁判所に求めました(救援新聞2月25日号より)

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「なぜ犯人に」 判決で究明を


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 「本件については、法廷で取り調べた関係証拠により、無罪の言い渡しがされるべきことは明らかです」....検察官は裁判所に対し、菅家さんに無罪判決を出すよう求めたうえで「長期間にわたり服役を余儀なくさせ、取り返しのつかない事態を招いたことに検察官として誠に申し訳なく思っています」と謝罪し、「二度とこのようなことが起こらないよう今後努めていきます」と述べました。
 しかし、菅家さんを犯人にした警視庁科学捜査研究所のDNA型鑑定の誤りやウソの「自白」をさせた取調べなど、みずから作り出した冤罪の原因にはいっさいふれず、1分で論告を終えました。
 菅家さんは公判後の会見で、「無実は当たり前のこと。(拘留された)17年半を思えば、1分少々じゃ物足りない。謝罪はあったが腹の底から謝ったとは思えない」と述べました。
 続いて弁護団が最終弁論をおこない、有罪の柱になったDNA型鑑定も「自白」も誤っていたことを指摘、不備な証拠によって有罪判決を出した裁判所に謝罪を求め、言い渡す判決の中で冤罪を生んだ原因を究明するよう求めました。

「苦しい毎日」 17年半を思い

 最後に菅家さんが証言台に立ち、「裁判所にお願いしたいことがあります」と陳述を始めました。「なぜ何もやっていないのに私が犯人にさせられ、17年半も自由を奪われたのか。その原因をきちんと説明してほしい。(再審裁判では証言をした)森川検事と福島科警研所長は、私に誤りませんでした。納得できません。裁判所にはどうしても私に謝って欲しいと思います」
「自由を奪われた17年半は、本当につらくて苦しい毎日でした。冤罪で苦しむ人が今後二度と出てほしくはありません。私の17年半を無駄にしないような判決をお願いします」と締めくくりました。
 裁判はこの日で結審し、3月26日に無罪判決が言い渡されます。

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