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福井女子中学生殺人事件で再審開始勝ち取る!

福井女子中学生殺人事件で再審開始勝ちとる

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11月30日、名古屋高裁金沢支部(伊藤新一郎裁判長)は、前川彰司さんが無実を訴えている「福井女子中学生殺人事件」に対し、有罪判決の審理をやり直すとする再審開始決定を出しました。

21年前の一審では無罪だった

 1986年、福井市内において女子中学生が殺害され、前川彰司さんが犯人として逮捕されましたが、前川さんは一貫して無実を主張。前川さんと犯行を結びつける物的証拠もありませんでした。
90年、一審の福井地裁は、犯行後の前川さんを見たとする関係者証言は信用できず、前川さんと犯行とを結びつける物的証拠もないとして、無罪を言い渡しました。

物証なく、他人の証言だけで有罪

しかし検察官が控訴し、名古屋高裁金沢支部は95年、「関係者の供述が大筋で一致すれば足りる」として、物的証拠がないにもかかわらず、他人の証言だけで逆転有罪の判決(懲役7年)を言い渡しました(その後、最高裁で刑が確定)。
 前川さんは2004年、名古屋高裁金沢支部に、有罪判決は誤っているとして再審請求を申し立てました。
 この再審請求審の審理において、事件以来検察が隠し持っていた多くの関係者の供述調書や解剖時における死体状況等の写真などの新証拠が弁護団に明らかにされ、それにもとづく弁護団が依頼した新たな鑑定などで、有罪判決の誤りがより明確に裏付けられました。
 今回の再審開始決定は、郵政不正(村木)事件でも指摘された参考人を含めた取り調べの全面可視化と証拠の事前全面開示に必要性を提示しています。

検察庁は、異議申し立てするな

 日本国民救援会中央本部、同高岡支部、と「再審・えん罪事件全国連絡会」は30日、名古屋高等検察庁金沢支部に対し、異議申し立ての断念を求める要請をしました。
 重要な証拠を隠してきた検察にこれ以上争う資格はなく、異議を申し立てることなく再審開始決定を確定させるよう強く求めていきます。

時間は返らない  前川彰司さん

 30日、入院先の南砺市の病院で記者会見し、「失った時間は返ってこない。どうしてくれるのか。まだまだ警察や検察は証拠を隠している。これが正しい裁判と言えるでしょうか」と述べ、捜査機関や過去の裁判に怒りをあらわにしました。
 前川さんはセーターにジーンズ姿。開始決定は病棟で見ていたテレビのテロップで知ったといいます。決定について「ホッとしています。皆さんのおかげです。言葉も出ません」と話しました。

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福井女子中学生殺人事件ニュース

画像の説明file福井女子中学生殺人事件ニュース(12/1)

再審開始決定ビラ

画像の説明file前川彰司さん再審開始決定ビラ


再審開始決定に対する異議申立の断念を求める要請書

 最高検察庁 御中

 11月30日、名古屋高等裁判所金沢支部(伊藤新一郎裁判長)は、再審請求人前川彰司氏、同保佐人で父の前川禮三氏の請求にかかわる再審請求事件、いわゆる「福井女子中学生殺人事件」について、再審開始の決定をした。
前川彰司氏は、7年の長きにわたる獄中生活を耐え、釈放後も「無実の私が濡れ衣を着たまま一生を送らねばならないことに我慢できず、社会正義にも反する」と、2004年7月に再審請求を申し立てました。そして、逮捕以来24年余にわたる前川彰司氏の無実の叫びが裁判所に届いた。

 本件は、1986年3月、福井市内において、女子中学生が殺害された事件である。事件発生から1年後に、前川彰司氏が犯人として逮捕されたが、前川氏は逮捕以来今日まで一貫して無実を主張した。同氏と犯行を結びつける物証は皆無で、一審の福井地方裁判所は前川氏に無罪判決を言い渡した。本来ならばこの1審判決にもとづき、前川氏は刑事被告人から解き放され人権を救済されるべきであった。今回再審開始決定がなされたことで、「二重の危険の禁止」を規定する日本国憲法の立場から無罪判決への検察上訴の是非が厳しく問われている。

 再審請求審は、これまで検察が隠していた関係者の捜査段階での供述調書や解剖時における写真などが開示されると同時に、科学的な法医学者の鑑定や意見書の事実調べを7年余にわたって慎重に審理してきた。今回の再審開始決定は、「疑わしきは被告人の利益に」という刑事裁判の鉄則は再審にも適用されるとした最高裁の白鳥・財田川決定にもとづいて、新旧証拠を総合的に判断して公正な決定を行ったものである。確定有罪判決を支える関係者の供述は、もともと脆弱なものであり、再審請求審において検察官の未提出証拠等が開示された結果、確定有罪判決が根拠とした証拠は、関係者の供述の形成過程と法医学の面から、捜査本部の筋書きに基づいて、殺害態様と犯人像についての強引きわまる認定と、関係者の「目撃」供述を誘導した「砂上の楼閣」に過ぎないことが明らかになった。このように、確定有罪判決の認定と、その基礎となった検察の主張は、完全に崩壊した。
私たちは、貴検察庁が今回の再審開始決定を真摯に受け止め、裁判をこれ以上引き伸ばすことなく、同時に「無辜の救済」という再審の理念にもとづき再審公判で訴訟をすすめることを強く要請する。福井女子中学生殺人事件の異議申立を断念されることを強く求めるものである。  

2011年11月30日
 日本国民救援会中央本部 / 再審・えん罪事件全国連絡会 


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再審開始決定に対し「異議申立てするな」の要請を!  

2011年11月30日

 11月30日、名古屋高等裁判所金沢支部(伊藤新一郎裁判長)は、再審請求人前川彰司さん、同保佐人で父の前川禮三さんの請求にかかわる再審請求事件、いわゆる「福井女子中学生殺人事件」について、再審開始の決定をしました。
 この事件は、1986年3月、福井市内において、女子中学生が殺害された事件です。事件発生から1年後に、前川彰司さんが犯人として逮捕されましたが、前川さんと犯行を結びつける物証は皆無で、「服に血がついた前川を見た」などとする暴力団関係者らの供述の信用性が争われました。一審の福井地方裁判所は無罪判決を言い渡しましたが、二審で有罪判決が出され確定していました。
 今回の再審開始決定は、「疑わしきは被告人の利益に」という刑事裁判の鉄則は再審にも適用されるとした最高裁の白鳥・財田川決定にもとづいて、新旧証拠を総合的に判断して公正な決定を行ったものです。確定有罪判決を支える関係者の供述は、もともと脆弱なものであり、再審請求審において検察官の未提出証拠等が開示された結果、確定有罪判決が根拠とした証拠は、関係者の供述の形成過程と法医学の面から、捜査本部の筋書きに基づいて、殺害態様と犯人像についての強引きわまる認定と、関係者の「目撃」供述を誘導した「砂上の楼閣」に過ぎないことが明らかになりました。
 検察庁は、今回の再審開始決定を真摯に受け止め、裁判をこれ以上引き伸ばすことなく、同時に「無辜の救済」という再審の理念にもとづき再審公判で訴訟をすすめるべきです。検察が異議申立てをできる期限は12月5日です。各地から、検察庁に対して「異議申立てをするな」の要請をお願いします。

「異議申立てするな」の要請先
〒920-0912 石川県金沢市大手町6-15 名古屋高等検察庁金沢支部   

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