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袴田事件・再審へ一歩前進!

静岡・袴田事件

救援新聞2010年10月5日号より



検察が証拠開示

再審へ一歩前進

プロボクサー時代の袴田さん

 1966年に、みそ製造会社の役員一家を刃物で殺害し放火したとして、死刑判決を受けた元プロボクサー・袴田巌さんの再審を求めている袴田事件で、第2次再審請求をめぐる9月13日の3者協議(弁護団、静岡地裁、静岡地検)で、検察側が7項目28点あまりの証拠を開示しました。弁護団は、記者会見で、「再審に直結するものではないが、一歩前進」と評価しています。

 開示されたのは、被害者の返り血がついたとされる犯行時のズボンなど5点の衣類のカラー写真や警察の捜査報告書のコピー、衣類の製造・販売元の関係者の供述調書などです。
 袴田さんは、警察での19日間に及ぶ取調べの末、犯行を「自白」させられましたが、裏づけとなる物的証拠はありませんでした。逮捕から1年2ヵ月後、突如みそ樽の底から、みそ色に染まった血痕のついた5点の衣類が「発見」されました。ところが、ズボンは袴田さんの体型よりも小さく、はけないことや、ズボンよりも下着に多量の血痕が付着しているなど矛盾が多く、弁護団は「捜査側の捏造だ」と指摘しています。

 1年以上もみそに漬けた衣類はどういう状態になるのか__弁護団の実験の結果、みその発酵が進み、衣類は生地の色も血痕も見分けがつかないほどに真っ黒になってしまうことがわかりました。弁護団は、開示された衣類のカラー写真だけでなく、ネガも提出するよう求めています。
 袴田さんは、現在74歳。30歳で逮捕されて以来45年にわたって拘束され、現在は東京拘置所に収監されています。長い拘禁生活の影響で精神に異常をきたし、親族・弁護団が面会しても不可解な発言が多く、意思疎通も困難な状況です。袴田さんを正常に回復させるためには、再審で無罪を勝ちとり、社会に戻すことが必要です。



<再審決定要請先> 〒420-8633 静岡市葵区追手町10-80 原田保孝裁判長

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